ライン リール

ベイトタックルでPEラインを使ったことない方へ

昨今のソルトルアーゲームにおいて、PEラインの普及は目覚ましいものがあります。

つい一昔前までナイロン、フロロがメインでPEラインは船釣り用という認識だった私は、もはや古い人間なのかもしれません。

ましてやベイトリールにPEラインとなると・・・もう船のあれですよねww

 

スピニングではモノフィララインをPEに置き換えることにより、より細いラインが使え格段に飛距離が伸びました。

遠投してもラインスラッグが出ない釣りだと感度も格段に向上し、ラインのライフも伸びましたね。

 

そんな魅力的なPEラインですが、バス釣りメインの方にはあまり浸透していないという話を聞きました。

今回はまだベイトタックルでPEラインを使った事がない方、導入を考えている方へ、参考になればと思って書いています。

(最終的に書き終えてみたら、どんどん話が脱線していました・・・m(__)m)

ベイトにPEラインは合わないと言われていた時代

2012年鹿児島で購入したスピニングロッドでw

私が海釣りに本格参入し始めたのが2012年頃で、久々の釣りは鹿児島滞在中に購入した安いセットもののスピニングタックルでした。

それから数か月後には昔から使っていたバス用のベイトタックルを引っ張り出し、ソルトルアーゲームにのめりこんでいく訳なんですが。

 

その頃は今ほど海でのベイトタックルが普及していなかったように記憶しています。(あの頃は変わったリール使ってるね、とよく声かけられました)

もちろんベイトキャスティングにおけるPEラインも。

もちろん(ネット上で調べれば)使っている方もいるにはいましたが、ネット上の情報を漁る限りでは

ベイトでPEは使い物にならない、ストレスしかない、食い込む、バックラッシュする

といった情報ばかりで、PEを使っているのはごく少数派といった印象でした。

 

ただどうしてもベイトタックルでショアジギングがしたいと思った私は、とりあえず試してみることにしたんですね。

ベイトにPEラインって快適じゃん!但しリールとラインを選ぶかな。

その頃使っていたリール達

初めてベイトリールにPEラインを巻いたのは、上の写真の真ん中手前シルバーのリール、アブの3600Cでした。

PE1.5号を150mだったかを巻いて、西湘サーフへメタルジグを投げに行きました。

 

第一印象はとにかく飛ばなかったんです。

ナイロンラインを巻いた赤い5000の方がよっぽどすっ飛んでいくんです。

 

このリール、ナイロンラインでは気持ちよく使えていたのにPEラインでは飛ばない。

そういう状態でした。

というのも明らかにレベルワインドがスプールに近く、ラインがガサガサッって言う抵抗感を伴って放出されていたんです。

レベルワインドがスプールに近い機種はPEに向かないんじゃないか?

そう思いはじめたきっかけはこの時でした。

 

ちなみにバックラッシュに関しては全く想像していなかったバックラッシュの仕方で、モジャモジャにはならないのにはとても感動しましたね。

すぐ解けるし、むしろPEの方がトラブル少ないんじゃない?と思ったほどです。

 

その後、上の写真右手前のチームダイワのリールで試してみたらこれが大正解!

この機種はレベルワインドがすごく遠くに位置していて、シャロースプールも相まって非常に快適に遠投がきまりました。

バックラッシュ等で苦労した記憶は殆どありませんし、ラインが食い込むといったトラブルも皆無でしたね。

 

そして色々なベイトリールにPEラインを巻いて本日に至るのですが、そこで分かったことはレベルワインドの位置とスプールの幅によっては、太いPEラインはキャスト時のガサガサ感が増して不快的であるということ。

スプールからラインが放出される際、レベルワインドに向かう角度が急になるとその抵抗感は発生します。

それは太いPEライン程強く発生するのです。

 

具体的に言うと、こちらアブガルシアのDECIDER7というリール、(第3世代かな?)PE1.5号までなら許せるがPE2号になるととたんに厳しくなるんです。

つまり太糸が巻けると世間では言われているベイトリールですが、ことPEに関しては太糸は快適に扱えないということ。(この機種では)

ただしそれはメタルジグを遠投するという用途においての話しであって、ライギョゲームなどの中近距離においては普通に使えると思います。

ガサガサはしますけどね。

ほぼディメンションが同じ第3世代のリールでビッグシューターコンパクトというリールがあります。

このリールでPE5号とかを巻いてライギョやナマズをやっているアングラーも多いですからね。

ただ繰り返しますが多少ガサガサはしますww

 

誤解のないように言っておきますと、そのリールに適したPEラインを使えば普通に使えますからね。

変に無理して太いのを使おうとしたり、逆に細すぎるのを使おうとしなければ大丈夫ってことです。

今はPEラインに最適化されたベイトリールが沢山ある

そういう経緯があってか、私のレベルワインドに対する思いは人一倍強いかもしれませんw

幸い今現在販売されている機種ですと一部の丸形を除いてはほぼ問題なく使えるかと思います。

アブガルシアですと第4世代になってからはレベルワインドの位置も若干遠くなりましたしね。

 

DAIWAですとTウィングシステムという大変理にかなったレベルワインドがありますし、シマノの上位機種はメガホン型のレベルワインドが搭載されています。

レベルワインドの抵抗感が減少すると、特に太めのPEラインのキャストフィールが向上します。

先から述べているキャスト時のガサガサ感がなくなるんですね。

ただし実際のところレベルワインドの位置や距離は、飛距離にはそれ程大きく影響しないという検証結果もあるようですけどね。

キャストフィールとトラブル減少には間違いなく影響していると思います。

メーカーによってはレベルワインドが速く動くことによって、斜めにラインを巻き取っていくことによりラインの食い込みを軽減しているようですが、

色んな機種を使ってきましたが特に食い込みで困ったことがないのであまりそこは気にしていません。

 

まぁ、なんだかんだ言いましたが古いベイトリールでも普通にPEライン使えますから!( `ー´)ノ

ベイトタックルでPEラインを使うメリット・デメリット

わざわざベイトタックルでPE使うメリットなんてあるの?って言う方もいるでしょう。

大アリですよホントに!

メリットをざっくりと書き出すと

  • ラインが軽いのでスプールも軽くなる → キャスト性能の向上
  • バックラッシュが少ない(ホントですから)
  • ルアー操作性の向上
  • 特に遠方での感度向上
  • ライフが永い
  • 細くても強度があるので、リールの選択肢が広がる(ラインキャパの自由度)
  • あとなんだっけな

逆にデメリットは

  • リーダーを組むのがメンドクサイ
  • 投げプッツンが起こる(キャスト切れ)

あまりデメリットはないかもしれませんね。

ノットは慣れです、とりあえずは後で紹介する簡単なノットで大丈夫です。

 

投げプッツンに関しては、ある程度は防げますが不意に悲劇が起こるのは覚悟しといた方がいいかもしれませんww

(慣れるまでは高価なルアーは控えましょうwww)

 

どうしてもラインを沈めたいとか、根掛かり多発地帯でフロロ通しでやりたいというときは、無理しないでPE以外をチョイスすればいいだけの話です。

FGノットがメンドクサイ?是非簡単なノットでいきましょう!

PEラインを毛嫌いしている方は、もしかしたらリーダーの存在が面倒くさく感じているかもしれませんね。

だって私もそうでしたから!

なんでわざわざ面倒くさいノットを組まなきゃならんのよって。

それによってPEの導入が少し遅れたことを後になって後悔しましたねww

 

この手間以上のメリットがPEラインにはあるんです。

まずは簡単なノットを覚えてしまい、あとからより高度なノットを覚えてもいいかもしれません。

私はずっと簡単なノットですけどねw

FGもやってた頃はありますが、結局めんどくさくなって戻ってきちゃいました( `ー´)ノ

【動画アリ】超絶カンタンなPEとリーダーの結び方 〜私はこれしか使いません!

PEラインは今やソルトゲームだけでなく、幅広い釣りに無くてはならない存在になりました。 ベイトタックルにおいても、ライン自体の軽さからくるキャスタビリティの向上や、トラブルの少なさ等、非常にメリットの ...

続きを見る

ベイトにお勧めのPEラインは?

あれこれ書いても悩ませてしまうと思いますので、一押しのPEラインだけ紹介させていただきます。

私はここ数年ずっとこれです。(ちょいちょい他のも試しつつ戻ってきます)

このラインの良いところは

  • 程よい硬さでトラブルが少ない
  • 耐久性がそこそこある
  • 10m毎の色分けでおおよその飛距離が分かる&残ライン量が分かる
  • とにかく安い

騙されたと思って一度使ってみてください。

PEラインらしいモジャモジャしないバックラッシュを体験できるはずですw

間違っても8本撚りに手を出したらダメです、とりあえず4本撚りからをお勧めします。

スピニングとは求める特性が違うので、4本撚りより8本撚りという概念は一度捨てたほうがいいです。

もちろん、分かってて8本撚りを使うのは全然アリですが、初めての場合は4本撚りからを強くお勧めします。

 

これを軸に、もっと糸鳴りの少ないのが良いとか、よりコシの強い(モノフィララインに近い感じ)が良いとなれば

 

よりしなやかなラインが好みとなれば

 

って感じで試してみたらいいかと思いますよ(`・ω・´)ゞ

まぁバックラッシュがつきもののベイトタックルですから、コスパの良いラインというのは大変助かります。はい。

とりあえずベイトでPEを使ってみましょ!話はそれからだww

長々と書いてきましたが、実際ベイトにPEで悩んでいる方が多いみたいなので今回こんな記事を書きました。

いくらネットで誰かの書き込みを読み漁ったって、感じ方は人それぞれです。

ベイトにPEなんてダメだとけちょんけちょんに言う人も未だにいるかもしれませんし、私がここに書いたことの正反対の意見の方もいるかもしれません。

とりあえずPE巻いてみましょ!

絶対に新しい景色が見れますから!

 

あ、因みにPE巻くなら100mとかではなく150mとか200mを巻いといた方が永く使えておススメですぜ。

自分のリールに何号が何m巻けるか分からないよという方は、下の記事を読んでみてください。

無料で使える神ツールを紹介しています。

リールの糸巻き量が一発で分かる『糸巻量計算ツール』が便利すぎる!

リールにラインを巻く時の糸巻き量ってどうしてますか?   適当に巻く。 とりあえず巻いてみる。 600mボビンから巻けるだけ巻く。   っていう人ももちろんいるかと思いますが、殆ど ...

続きを見る

-ライン, リール

© 2024 ベイトだけで、イイかもね。