あの根掛かりした時のトキメキ感。
乗った時の独特のあの重み。
生命感のあるようなないような、ゴミとも間違えてしまいそうなあの重み。
ハッキリ言って、タコ釣りには中毒性があります。
すっかり「タコ釣りの魅力」にはまってしまった私ひっさんでございますが、
実際釣るまでは「タコ釣りの何が楽しいのか?」イマイチ分からずにいました。
だって、魚みたいにブルブルしないんでしょ?
重いだけで全然引かないんでしょ?
正直、実際にタコを釣るまではそう思っていました。
それが何でここまでハマったのか?
やればきっとわかる、そしてハマる、そんなタコ釣りの魅力を考えてみましたのでどうぞ。
※世間ではタコ釣りの事を「オクトパッシング」と言われている事は存じ上げておりますが、ここではあえて「タコ釣り」と言わせて頂きます。
理由は・・・言い易いからww
タコ釣りにハマった理由を3つ挙げるとすれば
タコはスーパーで買おうとすれば決して安い訳でもなく、食べて美味しいというのはもちろんありますが、
釣りのターゲットとしての魅力はそこだけではありません。
私ひっさんの個人的理由も中にはございますが、ここまでタコ釣りにどっぷりハマったのにはそれなりの理由があると思うのです。
そんなタコ釣りの魅力を少し考えてみました。
タコ釣りの魅力は、なんといっても独特のあの重み
なんといってもこれでしょうね。
一見根掛かりしたゴミ?とも勘違いしそうな、具体的に言うならば水の抵抗をいっぱいに受けたビニール袋を釣り上げているかのようなあの感覚。
ライトゲームやショアジギングをやっている時にこの重みが掛かってしまったら、間違いなくガッカリする様な重みですが、
タコ釣りをやっていてのあの重みはもう快感以外のなにものでもなくなるから不思議です。
神経を研ぎ澄まし、第六感をフルに使ってあの重みの裏側までをも感じ取ったその時、
ゴミの様なあの重みの中に溢れんばかりの生命感を見出す事が出来るはずです。
多分。きっと・・・。
それは釣り上げる時だけではなく、探っている時の根掛かり(アタリ)でも同様に言える事で、
普通の根掛かりとは違う、生命感のある根掛かりを味わう事が出来るでしょうww
まぁ半分冗談も交えて書いていますが、アタリは柔らかいムニュムニュした感じがしますし、
引きもただのゴミとは違い、極たまに動いたりもしますのでご安心くださいwww
隣のおじちゃんのデカいタコ?の話
タコ釣行3回目での出来事、大黒ふ頭西緑地での出来事です。
釣り場に着いて間もなく挨拶して仲良くなったタコ釣りおじちゃんがいらっしゃったのですが、
そのおじちゃんとのやり取りの中で印象深い出来事があったんです。
その経験がその後のタコ釣り中毒への入り口だったものだと確信しているのです。
そこの釣り場はそこそこ根掛かり(本当の根掛かり)が多い釣り場でした。
そのおじちゃんは地元のタコ釣りのベテランでタコテンヤで釣りをされていたのですが、ちょいちょい根掛かり?していたんですね。
本人は毎回「タコに張り付かれた」と主張していたのですがww
(ちなみに根掛かりは100%外して回収していました、その為に極太PEを使われていましたね)
そして、ある「張り付かれた」という時にやたらと声を掛けてくるんですよ。
「これはデカい、ガッチリ張り付いている」とw
こっちからすればただの根掛かりにしか見えない訳ですし、実際そう思っていましたよ。
だってその日は全然釣れない時で、私も根掛かりばっかりでうんざりしていましたから。
でもそのおじちゃんはしきりに言うんですよ、「動いてる」と。
ワカメかロープにでも引っかかったんだろうと、横目で聞きながら釣りを続行していたんですが、
とうとうおじちゃんが「こっちへ来い」と言うんですよww
タコ釣りおじちゃんに言われるがままに・・・
おじちゃんの所へ行くと、時折竿が引き込まれている様子を見せてきます。
確かに時折竿をぐ~っと持って行くようにも見えますが、それはワカメじゃね?と心の中では疑っていました。
そしてとうとう「竿を持ってみろ」と言うんですよ。
波でワカメがユラユラしているのかな?と心の中では思いながら言われるまま竿を持ってみる事に。(断れなかったw)
竿を持たされる際には、「外れちゃっても良いから」と言ってくださったのですが、
その時はまだ根掛かりと思っていますからね、外れたらラッキーだねと思って竿を代りました。
根掛かりの向こうに見えたもの
(この写真は本当の根掛かりです)
ラインテンションを軽く掛けた状態でしばらく待ってみると・・・
ぐ~~~~っと竿先が絞り込まれました。
「マジか!?」
それは波や海流で揺らいでいる様な動きではなく、明らかに生命感に満ち溢れたものだったのです。
しかもメッチャ力強いではありませんか!
両手で竿を支えていないと持って行かれそうになる程の力でした。
そして3回目のぐ~っの後、フッと軽くなり外れてしまったのです。
タコが降りた、そんな感じに。
おじちゃんは、「いーよいーよ」と言ってくださったのですが、なんか申し訳ない気持ちも少し。
間違いなくキロオーバーの引きだったとおじちゃんが言っていましたが、もう「根掛かりだろ?」とは疑いませんでしたね。
あのぐ~~っを自分も味わいたい!
そういう気持ちがきっと根底にあって、私はそれを追い求めているんだと思います。
長くなりました、先いきますねw
タコ釣りは釣りとしては比較的イージーな側面を持ちつつ奥も深い
釣りそのものは比較的簡単であります。
レンジコントロールも考える必要もなければ(岸壁の場合はレンジ探る事もありますが)、絶対的遠投も必要ありませんしキャストコントロールもそうそう求められません。
夜の方が釣れるらしいですが、昼間でも全然釣って楽しむことが出来ます。
底が取れる程度の重さのあるエギやルアーを使うので、強風下でも釣りが成立しやすいですし、難しいアクションも必要ありません。
むしろ止めていた方が良い誘いになる様にも思います。
よって、何も考えずに無心になる事がかえって好結果につながるかもしれない様な釣りです。
なんて書くと、ちゃんとタコ釣り(オクトパッシング)に向き合っている方々に失礼かもしれませんし、怒られるかもしれません。
まだ私ひっさんはそこまでのレベルで無い為、そういう簡単な側面しか見れていないのかもしれません。
それでも十分楽しむことは出来ていますし、仕事をしながらも
「あぁすればもっと釣れるかも、あそこのポイントはどうだろう?」
と、ず~っとタコ釣りの事を考えて愉しんでします(・∀・)
タコ釣りは近場の海で昼間でも楽しめる
海無し県である埼玉在住の私にとって最も近い海が東京湾の湾奥と呼ばれるエリアなんですが、
その辺での釣り物と言えば、シーバスやハゼが有名でしょうか。
他にもカサゴ等のロックフィッシュや青物の回遊もある時はあります。
が、昼間に釣るとなるとターゲットは大分絞られてきてしまう感は否めません。
シーバスやロックフィッシュも昼間に釣れない事はないでしょうが、確率はグッと下がってしまいますよね。多分。
かといって、サビキでカタクチイワシやサッパを釣るというのもなんか違います。(たまにやると面白いんですけどね)
といいますのも、昼間じゃなくては困る理由があるのです。
普通の人が仕事をしている時間にサクッと行って、サクッと釣って帰ってくる。
そう、それは嫁様にバレないで釣りを楽しむためになんです(>_<)
その点、今年はタコの当たり年というのもあるのかもしれませんが、
昼にふらっと行っても、東京湾の大体どこの釣り場でもそこそこ釣れる、というのは大変有り難いことなのです。
※タコには禁漁区が指定されています。東京湾の横浜より北のエリアでは大丈夫ですが、横須賀以南では禁漁区となりますのでご注意ください。他地域も禁漁区の方が多いみたいですので、よく確認してからタコ釣りを楽しむようにしてください。
今後のタコ釣りの楽しみ方は?
今後もしばらくは積極的にタコ釣りに行きたいと考えています。
冬はエリアトラウト、夏はタコ。
その合間に季節に応じて、ショアジギングでのサゴシやシイラ、エギングやらタイラバやらロックフィッシュやら・・・。
とにかく私の釣り種目の中では、突然現れて上位に食い込んできた感のするタコ釣りなんです。
私、B型ですので突然それらは入れ替わる可能性は大いにございますがwww
そして、今考えている私なりの今後のタコ釣りの楽しみ方とは・・・
- 釣り場、ポイント開拓 (いろんな場所に行ってみたいだけ)
- タコエギ改造、自作
- とにかくサイズアップ、目指せキロオーバー
といったところでしょうか。
とにかく、やっと手軽に行ける海釣りに出会えた喜びと、タコ釣りのその中毒性にやられてしまって、
今こうしてブログを書いている傍らにもちゃっかりロッドとリールを置いて、クルクルやってますからねww
あぁ、タコ釣り行きたい・・・(´Д`)
PS. ホーネットスティンガー最高ですww