タックル 妄想 雑談

戯言 〜タックルの次元と楽しさや気持ちよさの関係

例えば海でシロギスを一匹釣ることを考えてみます。

別にハゼでもいいですけど、たとえばの話です。

 

シロギスを一匹釣るだけなら別に高い道具は必要ありませんし、十分釣りを楽しむことも出来るかと思います。

安く売っているちょい投げセットの竿とリールに、ジェット天秤を付けた3本針の投げ釣り仕掛け。

ゴカイか何かを付けて投げて置き竿で待つ。

ファミリーフィッシングでは定番の釣り方でしょうし、愛好家も多いかと思います。

私も海釣りを始めた頃はお世話になった釣りです。

 

 

では、今はどうでしょう?

普段使っているロッドやリールは決して高いモデルではありませんが、セット物の竿やリールとは比べ物にならないレベルの使用感を体感することが出来ます。

感度の良い軽いロッドに、十分な巻き心地のリール、オモリが海底を引きずる感触が手に取るように判る細いPEライン、魚とのやり取りを楽しむための軽めでシンプルなリグ。

それらを使って置き竿にはせずに、一匹のブルブルというアタリを手に感じて合わせて掛けて、小気味よい引きを感じつつ釣り上げる。

そうやって楽むと思います。

 

もちろん安い道具や置き竿での釣り方を否定する訳ではなく、私はより気持ちの良い方法を知ってしまったから戻れないというだけの話ですね。

人によってはサーフで200mとか遠投していっぺんに沢山釣るようなスタイルで突き詰めていく方もいるでしょうし、そのまま安い道具のままでガイドが色んな方向に向いたままゴワゴワになったラインで置き竿にして、アタリもわからずいつの間にか掛かっていた魚を釣って楽しい人もいます。

良いんですそれで。

楽しみ方なんて人それぞれでしょうし、見えている景色と知らない景色があって当然なんですから。

 

そう考えるといつも思うのが、自分にはまだ見えていない景色のことなんですね。

それは釣り方や場所や地域による部分もさることながら、ハイエンドなタックルを使うことによって開拓されるであろう領域のこと。

今まで感じられなかったアタリや、味わえなかった魚の温もり、嗜むことが出来なかった気持ちよさ。

そもそも所持して使った者にしか分からない、別の何か。

それらは少なからず必ずあるとは思うのです。

 

もしかしたらステラとかアンタレスを使っている人からしたら、私のタックルなんて安物セットと同じ次元に見えるかもしれません。

実際には今の自分の雑な釣りにおいては、現状のタックルで必要十分と感じているのが正直なところではあります。

魚を釣る釣れないでいったら十分釣ることが出来ますし、ある程度は満足しています。

困ったことにこれ以上物欲が沸かなくなってしまったというのは大問題なんですが・・・。

 

 

楽しみ方は人それぞれ。

遊びなんだから好きなようにやればいい。

 

ずっとこのブログでも繰り返し言ってきたことですが、それは今でも変わりありません。

そろそろ(高い道具を買って)見える景色を広げてみようかなぁ。

なんてそんなふうに考えることもたまにありつつも、欲しいと思えるようなモデルが見つからない悶々とした日々を送っている今日この頃なんですね・・・。

 

やっぱりクロスフィールドくらいが自分の身の丈にあっているかなぁ、なんてねwww

 

 

-タックル, 妄想, , 雑談

© 2024 ベイトだけで、イイかもね。