この度ご縁があって使わせていただくことになったロッド、
エラディケーターベイトフィネスカスタムエア EBFC-610ULS-TZ (長っw)
アブガルシアのハイエンドモデルとなるこちらのロッドをご紹介させていただきます。
まだ数回の釣行ではありますが、このロッドで釣った魚。
オオモンハタ アジ ネンブツダイ ベラ フグ キタマクラ カサゴ セイゴ メバル ニジマス
フグとかそういう魚も含めれば一応10目達成していますww
私ひっさんは普段リーズナブルな価格帯のロッドを好んで使っております。
そこからいきなりのハイエンドモデルですのでほぼ全ての要素は大体『良い』と感じてしまうのですが、
自分なりに感じたことを書いてみますので参考になれば幸いです。
エラディケーター EBFC-610ULS-TZの特徴
ざっくりスペック
- 全長 6.10ft
- Lure 1~7g
- 自重 93g
- エクストラファーストテーパー
詳しくはメーカーサイトでご確認ください。
第一印象はその圧倒的軽さ
自重で言えば93gと、ライトゲームロッドとしてはそこまで軽いという訳ではないかと思いますが、
振ったり操作したりする動作がとにかく軽快なんですね。
141gしかないALC-BF7との組み合わせにより、その軽さはさらに際立ってきます。
細身のシャンとしたブランクス。
これでもかというくらい小さくて軽いガイド。(チタンフレームトルザイトリング)
その相乗効果でなのか、振った時の風切りが非常に軽快なんですね。
またロッドのブレが非常に少なくピタッと止まる感覚がとても気持ち良く、それによりライントラブルも軽減されているのではないでしょうか。
超高感度でこれまで見えなかった世界が広がる
これも当然と言えば当然なんですが、これまで使っていたロッドとは別次元ですw
手元に伝わる感度はもとより、ロッドティップの動きを目で見る目感度もとても取りやすいです。
アジが吸い込んだ僅かなアタリも目で見て分かるし、手元に伝わる情報量も格段に増えました。
1gのジグヘッドリグの重みをしっかりと感じる事ができるので、今まで出来なかったボトムからのちょんちょんす~っとフォールっていうのが出来るようになりましたw
(スミマセン、私この程度のレベルです)
超ショートソリッドティップは意外と汎用性が高いかも?
過去に使ったソリッドティップはもっとタルイ感じであまり汎用性を感じないものでしたが、
このロッドは高弾性ショートソリッドということで、ソリッドティップということをあまり意識しないで扱える感じでした。
それでいて先述したとおり目感度も良好です。
エクストラファーストテーパーということでいかにもアジングロッド的な曲がり方をしますが、
特に難しいことを考えずに、メタルジグ、ジグヘッドワーム、ノーシンカーイモ、トップウォータープラグ、クランク、ミノー、シャッド等、
一通り使ってきましたが、メタルジグにアクションを入れることも、クランクを巻くのも、ジグヘッドを操るのも、やり難いと感じる釣りはなくなんでもござれといった感じですね。
エクストラファーストテーパーはバラシやすいかも?
これは絶対的な釣った魚の数が足りないので何とも言えないのですが、アジングでは結構バラシてしまいました。
20センチに満たないアジですと、ほぼティップ側しかロッドは曲がらない印象でそれ故になのかバラしが多発したのでしょうか。
アワセのタイミングが下手くそで、アジが口切れしただけかもしれませんww
またエリアトラウトにおいてもやはりバラシは発生、ただしこれも絶対的な数が少なくなんとも言えません。
多分、私が下手くそなだけだと思います( ̄▽ ̄)
マイクロガイドのノットの抜けは問題ないのですが・・・
アブガルシアに多く採用されているマイクロガイドシステム、その恩恵によって感度や振り抜きの軽快感があるのですが、よく言われるのがPEのノットの抜け感や引っかかりですね。
このロッドに合わせるラインは細いラインだと思うのですが、その場合は特に気にする必要はないかと思います。
私はPE0.4号リーダー4lbで使用してきましたが、全く引っかかる事はなく快適にキャストが出来ました。
が。
例えば1gジグヘッドリグのキャスト後のフォールの時。
濡れたラインの表面張力なのか、詳しくは分かりませんが
ガイドにラインがくっつく感覚で、スーッとラインが出て行ってフォールが出来ない。
ということ。
ちょっとロッドを動かしてやってラインを送ってやることによってフォールさせることはできますが、ちょっと気になったところです。
因みに3gメタルジグなんかだと全く問題なかったような気がします。
きっちり基本が出来ているアングラーにはお勧め、初心者には正直・・・
最後に、このロッドは買いなのか?おススメなのか?、というお話。
よく高い道具安い道具の話しになると出てくる
下手くそなら、なおさら良い道具を使うべき
という意見ですね。
ある意味正しくもあり、ある意味間違っているとも思います。
- キャストもままならない
- やみくもに投げてただ適当に巻くだけ
- 1gジグヘッドじゃ正直何やっているか全くわからない
- ライトゲーム行っても殆ど魚釣れない
という初心者の方にはハッキリ言わせていただくと無意味でしょうね。
下手したら繊細なティップを折って終わりです、正直おススメしません。
殆ど魚が釣れないというのは、タックルが原因だとしたらもしかしたらこのロッドを使うことにより化ける可能性ももちろんあります。
ですがそもそも見当違いの釣り(釣り方や場所を含めて)をしている場合はこのロッドじゃなくてもいいかと思うんですね。
上から目線で申し訳ないのですが。
一方で
- ライトゲームはよくやる、たまにやる
- たまにでも魚は釣れる
- ボトムやレンジ、ラインスラッグを意識している(つもりだ)
という方でしたら、今使っているロッドにもよるんですが是非おススメします。
きっと新しい世界が広がることでしょう、私みたいにww
今まで曇りガラスでモヤモヤしていた視界が、スッキリレーシックな感じですきっと( ̄▽ ̄)
やはりいくら高スペックなタックルを使っていても、それなりの基本が出来ていないと意味がないと思うのですね。
もちろん自身のモチベーションや自己満足ということで納得できるのであれば、それはそれで素敵なことですけどね。
あとね、魚を掛けてロッドを曲げたい、グンニャリ曲がるロッドが好き、という方には向かないかもしれないです。。。