新しいインプレ記事もございます。
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ダイワ 20TATULA SV TW をしばらく使ってみて感じたことまとめ
色々使える左ハンドルの汎用ベイトリールが欲しい。 ということで、今年に入ってから買ったリールが ダイワ 20TATULA SVTW なんですが、これまで色々な釣りに使ってきました。 今回はこのリール ...
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【徹底比較】RevoALC-IB7 と 20タトゥーラSVTW どっち買ったらいい?
好みでハンドルを入れ替えて使っています。結構傷だらけ。 汎用性が高くて色々使えそうなリールとして購入した 20タトゥーラSVTW ですが、用途が似ているリールにアブガルシアの Revo ALC-IB7 ...
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今年に入ってからすぐ右手を怪我してしまった影響で、これまで右ハンドル一択だったベイトリールも左ハンドルへ乗り換えなくてはならなくなりました。
いきなり全ての機種を左ハンドルで揃えるのも現実的ではありませんし、もしかしたら怪我が良くなってまた右ハンドルが使えるようになるかもしれない。
そういう願いも込めて出来る限り色々使えるバーサタイルな機種、そしてこのタイミング的に新発売された新機種でいいリールはないものか?
できれば2万円以内でww
そんなこんなで色々新機種をあさっていましたが、今回は珍しくダイワのリールを選んでみました。
これまでアブガルシアのリールを好んで使ってきましたが、ここへきてダイワのリールに手を出したのには別に深い理由はありません。
たまたまタイミング的にアブガルシアで気になるリールがなかった、それだけです。
唯一気になっていたRevoEXDの8:1Lは6月末発売で待てなかったんですよね。(コロナの影響でそれまで釣りに行けるか分からない状況になってしまいましたが。。。)
という訳で20タトゥーラSVTWのレビュー、行ってみたいと思います(๑˃̵ᴗ˂̵)
先にお断りさせて頂きますが、バス釣り用途ではなくソルトメインでの用途でのレビューとなりますのでご了承ください。
20タトゥーラSVTWの良い点と悪い点
選んだ機種は20タトゥーラSVTWのギア比8のハイギア、多くの方からコメントでお勧めいただいた機種になります。
とにかくトラブルが少ないと。
正直トラブルレスとかノーサミングとかにはあまり興味はなく、ただ単にラインキャパシティとスプールサイズ等で選んだ感じでした。
たまたまAmazonアウトレットで未使用品(外装傷あり)が安く購入できたので、到着後早速ラインを巻いて近所へ釣りに行ってきたんですね。
(このアウトレット品が後に仇となったのですが・・・)
因みにラインはPE1.2号200mにリーダー10lbの組み合わせです。
20タトゥーラSVTW 試投の感想(軽量ルアーのみ
— へそ曲りベイト道のひっさん (@hmbait) March 23, 2020
良 3.5~4gが気持ち良くすっ飛ぶ
噂通りのトラブルレス
パーミングしやすい
悪 キャスト時スプールがシャーシャー煩い
ドラグ音がない無音のファイトに戸惑う
キャスト時のホールド性が悪い(指4本の為)
結果 3バラシのロマンで終了w pic.twitter.com/nHSqzmf7I1
はい、これ後で気が付いたんですがアウトレットで購入したが為のハズレ個体でのレビューだったんですね。
ハズレ個体というと語弊がありますね、未使用品との事で購入したものが実は分解された形跡があり明らかに巻き着心地やキャスト時の音がおかしかったんです。
というわけで、スプールのシャーシャー音に関してはそれ程でもなかった事を後日新品を購入し確認しました。
きたよ。巻き感違うしwww pic.twitter.com/ZPpmnhDD7r
— へそ曲りベイト道のひっさん (@hmbait) March 28, 2020
【朗報】20タトゥーラSVTWは、全くシャーシャー音しませんでした。
— へそ曲りベイト道のひっさん (@hmbait) March 30, 2020
ダメ機体で間違えたインプレ動画を出してしまったので(ダメ機体の可能性があるとは動画内でも断っていますが)、もう終わりと言ったタトゥーラ動画をもう一本だけ出そうと思います。 pic.twitter.com/ltmUGYQ8OZ
3gの軽量ルアーがすっ飛んでいく気持ちよさ
メーカーサイトの情報によれば2g台のスモラバからビッグベイトまでカバーするとありました。
ビッグベイトに関してはラインキャパ内でそれなりのラインを巻けばまぁ使えるのは想像出来ますが、2g台から実用レベルとなるとなかなか使用範囲は広そうですね。
最もRevoALCーIB7もほぼ同じスプールサイズでおそらく似通ったスプール特性と思われるので、その辺軽量ルアーに対する特性もおおよそ想像は出来ていましたが。
実際投げてみた感じ、2.5gスプーンや3g台の小型プラグが実に気持ちよくキャスト出来ました。
流石に1gとかは厳しいでしょうが、2g以上であれば巻くラインさえ考えてやれば十分実用になります。
もはやベイトフィネスの領域にも片足突っ込んでいますね。
釣り場が川幅10mほどの小規模河川でしたので、どうしてもこじんまりしたキャスティングにはなってしまうのですが、それでも上流に向かって実に気持ちのいいキャストを決めることが出来ました。
(前述した通り、その時は多少スプールのシャーシャー音が気にはなりましたが)
20タトゥーラSVTWで3.5gキャスト。
— へそ曲りベイト道のひっさん (@hmbait) March 25, 2020
ってこんなにシャーシャーいう?
後から映像見返して思った。 pic.twitter.com/HLWiZStCcx
このキャストフィールはおそらくSVスプールのバックラッシュのし難い特性からくるものと思われ、上手く制御されたブレーキによる安心感からしっかり振りいてキャストが決まる感じがします。
いやぁ、素晴らしい!
遠投もいける!?意外とぶっ飛ぶメタルジグ100m
32mmスプールということもあり、それ程期待していなかった遠投性能。
7gとか12gとかが気持ちよくすっ飛んでくれればいいな位に考えていたのですが、でもやっぱり気になる最大飛距離性能。
そもそも今年はこれで何でもやるつもりでいましたし、PE1.2号が200m巻ける時点でライトショアジギングも視野に入ってくるじゃないですかw
まぁ思いっきり振りかぶってぶっ飛ばすというよりも、軽いスイングでスーッと飛んでいってくれるフィーリングを期待して試してきたんですね。
あいにく弱い向かい風という条件下ではありましたが、7gから始めて28gまで気持ちよ〜く飛んでいってくれました。
最後はちょっと頑張って80m飛んだのですが、とりあえずこれだけ飛べば色々可能性は広がりますね。
もちろん、向かい風の中でもバックラッシュはかなりし難い印象でした。
最終的にはロングロッドを持ち出して100m飛ばして終わりにしましたが、32mmSVスプール、遠投に関しても意外と侮れませんね。。。
噂通りのトラブルレスでバックラッシュ知らず
もちろんたまにはバックラッシュしますよww
この動画のサムネ、実はバックラッシュをほどいているところなのは秘密にしておこう( ̄з ̄)https://t.co/7hUc8KZsLK
— へそ曲りベイト道のひっさん (@hmbait) March 27, 2020
とはいえバックラッシュのし難さは噂通りで、よほど変に力んで投げたり後ろに引っ掛けたりしない限りそうそうバックラッシュはしないんじゃないかな?と思わせてくれます。
実に上手く調教されたブレーキシステム。そんな印象です。
もちろんブレーキが足を引っ張って飛距離が伸びないとなっては意味がないのですが、不思議と気持ちよくしっかり飛んでくれます。
まぁ結局欲をかいてどんどんブレーキを弱めていってしまうのですが、エギやミノー等の空気抵抗の大きいルアーのキャストには実に心強いブレーキなんじゃないかなと思いますね。
パーミングしやすいボディ形状
これも多くの方に言われている特徴のようですね。
変に手に当たる感じが全くなく、自然に手に包み込まれる感覚は非常に気持ちの良いものです。
これは手が大きい小さいに関わらず、パーミングしやすい形状なんじゃないでしょうかね。
長時間の釣行でも手が痛くなったりしない事を期待します、多分トリガーに当たる指の部分が先に痛くなると思います。
ラインがきっちり巻けるスプール形状
これ、当たり前っちゃ当たり前なのかもしれませんが、普段使っていたアブガルシアのALCーIB7なんかだとスプール形状のライン巻形状になってしまいやすいんですね。
その点このリールは普通にフラットなスプール形状ですので、特に何も考えずに普通に真っ直ぐラインを巻くことができます。
はい、普通のことなんですけど(๑˃̵ᴗ˂̵)
この手のスプール形状の本当の理由、どなたかご存じの方いらっしゃったら教えてほしいですね。
あ、あの時開発責任者の石川さんに聞けばよかった・・・ボソッ
スプールのシャーシャーコトコト音は可変機構の影響か?
SVスプールは上の写真でいくと金色のインダクトローターがスプール回転数に応じて(多分)可変する機構のようですが、こいつがカタカタコトコト時にはシャーシャー音となって聞こえるんですね。
キャスト時にはシャーっという音、リールを巻いたりいじくり回している時にはカタカタコトコトといった音がします。
別に気になるモンでもないですが、『あぁなんかが動いているんだなぁ』っていう感じですね。
これ、ダイワのリールの特徴なのかもしれません。
ドラグ音の鳴らない無音のファイトに違和感
これは分かっていて購入したのですが、やっぱりドラグクリック音は欲しいなぁというのが正直なところ。
はっきり言っていらない人の方が多いと思われます、だって世に出回っている多くのベイトリールはドラグクリック音鳴りませんもんね。
スピニングは殆どの機種で鳴るのにねw
20タトゥーラSVTWで3.5gキャスト。
— へそ曲りベイト道のひっさん (@hmbait) March 25, 2020
ってこんなにシャーシャーいう?
後から映像見返して思った。 pic.twitter.com/HLWiZStCcx
一度マルタウグイを釣りに行ったのですが、無音で滑って出て行くドラグに違和感しかありませんでした。
もうすっかりドラグクリック音に慣れてしまっていたんですね。
という訳で、ここだけは譲れないということで改造しちゃいました(๑˃̵ᴗ˂̵)
正直人に勧められる改造ではありませんし、これに関する質問は・・・
動画を10回観ても分からない時のみでお願いいたしますww
(下の動画は短縮版です、詳細は2時間のライブ放送アーカイブをご覧ください)
レベルワインドにラインを通しにくい?
最初、レベルワインドにラインを通す際「んっ?」ってなったんですが、これは完全に慣れでした。
Tウイングを広げる為にクラッチを切ってから通すんですが、レベルワインドがスプールから遠くなるんですね。
リーダーがクルンと曲がってクセが付いている場合、ちょっと通し難いと感じましたが今となってはどーでもいい事です。
はい、どーでもいい事でしたw (別に難癖つけたい訳じゃないですからね)
キャスティング時のホールド性の悪さ(多分自分だけ)
これは間違いなく自分だけの問題です。
パーミングしやすい形状が仇となって、キャスト時のホールド性が悪いんですね。
右手人差し指が機能していない状態で片手キャストをすると、上手くリールをホールド出来ずにスッポ抜けそうになるんですが、普通に5本指を使っていれば問題無いはずです。
尚、両手で投げるときには全く気になりませんでした。
この価格帯のバーサタイル機として間違いなくおススメできるリール
なんだかんだ色々書いてきましたが、一言で言って良いリールです。
気になる部分はあくまで『強いて言えば』っていうレベルでして、特にこれがダメっていう部分は・・・
あ、クモマークはいただけないですね!ww
まぁこれも使っている分にはあまり気にならなくなるというかどーでもよくはなってきますけどね( ̄▽ ̄)
あと個人的にはドラグクリック音ですかね。
14lb 90mというラインキャパシティは程々にラインが巻けて、それでいてスプールレスポンスも素直で扱いやすい本当にバーサタイルな一台だと思います。
クモマークが気にならないなら・・・買いですぜ( ̄▽ ̄)