万能ベイトロッドといえばアブガルシアのクロスフィールドですよね。
ほぼ1万円以下というリーズナブルな価格帯でありながら、
価格を思わせないかっこいいデザインと使い心地。
その中でもパックロッドとなると選択肢はかなり狭まってくるかと思いますが、
今回は XRFC-654ML-BF-MB を改めて紹介してみようかと思いこの記事を書いています。
購入から丁度1年程経ちましたので、今までこのロッドで釣ってきた魚とその釣り味や、
結局今のところ出番なしの XRFC-704M-MB との違いなんかを詳しくまとめてみたいと思います。
今回はがっつり書いていきますね~(`・ω・´)ゞ
動画も沢山紹介しますので全部観るのは大変かと思います、適当に飛ばしてご覧ください。。
クロスフィールドのベイトパックロッドは2機種ある
まずはおさらいから。
アブガルシアから発売されているクロスフィールドのベイトロッドのうち、
パックロッドはこれを書いている2019年5月現在は2機種発売されています。
私ひっさんド定番であった XRFC-702M の4ピースモデルである XRFC-704M-MB と、
今回紹介するちょっとライトな4ピースの XRFC-654ML-BF-MB 。
どちらもほぼ同時期に購入いたしまして、いつもだいたい両方を持ち運んで釣りに行っていた訳なんですが、
結局多用したのは殆どが XRFC-654ML-BF-MB の方でした。
と言いますか、XRFC-704M-MB の方は未だ釣りには一度も使っていないかもしれません。。。
2ピースのモデルを使っていた頃は圧倒的にXRFC-702Mの出番が多かったのに、です。
上は XRFC-704M の購入レビュー動画です。
XRFC-654ML-BF-MB との比較もあったりしますので、気になる方は一度ご覧になってみてください。
サムネでは最強と書いていますが、パックロッドとしての最強は結局 XRFC-654ML-BF-MB だった訳なんですけどねwww
ちなみに、XRFC-704M-MB はどの様なロッドかといいますと・・・
XRFC-704M-MBの詳細スペックとその用途
- 全長(ft/cm):7'0"/213.4
- 仕舞(cm):57
- 標準自重(g):140
- 先径(mm)/元径(mm):1.9/11.9
- ルアー(g):3.5-24g
- PEライン(号):0.8~1.5
- パワー:M(ミディアム)
2ピースモデルである XRFC-702M を多用していた頃は7フィートのMロッドと言う事で、
私ひっさんは主にショアジギのサブロッド(遊び用)と、ロックフィッシュ、
エギングや餌釣りなんかにもに使っていました。
メタルジグ18~28gをそこそこ遠投出来たので、これ一本でショアジギに挑む。
なんて使い方もしたりしていましたね。
ただ用途的にパックロッドである必要のないシチュエーションが多く、
結局パックロッドとしては1年間使ってこなかった訳であります。
電車移動や旅行中の、ちょっとしたショアジギに・・・。
なんて妄想はしていましたが、1年間結局そんなシチュエーションには至らなかったという訳でありますww
XRFC-654ML-BF-MBの詳細スペックとその用途
- 全長(ft/cm):6'5"/195.6
- 仕舞(cm):53
- 標準自重(g):120
- 先径(mm)/元径(mm):1.3/10.1
- ルアー(g):2-18g
- PEライン(号):0.4~1.2
- パワー:ML(ミディアムライト)
BF(ベイトフィネス)と呼ぶにはちょっと硬い印象もあるにはありますが、
一本で色々やるにはギリギリ許容できる絶妙な設定かもしれません。
と言いますのも、REVO ALC-BF7 の様なベイトフィネスリールと組み合わせればライトゲームと呼ばれる1g~の釣り、
アジングやメバリングも出来なくはないですし、1gスプーンを使ったエリアトラウトだって楽しめます。
どちらの釣りも専用ロッドと比べると硬いし重いですが、個人的にはギリギリ許容できるんですね。
これより硬かったり重い場合は流石に厳しいです。
一方でラインをちょっと強くすればライトロックゲームも楽しめますし、(一番丁度いいかも)
バス釣りや小型のメタルジグだって投げられます。
ちょっと外した使い方としては、オフショアでのタイラバやジギングといった使い方も。
ジギングでは結局釣れなかったんですけどねww
2~18gというルアーウェイトをフルに活用することで、使用範囲は想像以上に広かった、そんな印象のパックロッドなのです。
付属のセミハードロッドケースが地味に良い
このロッド、1万円以下という非常にリーズナブルな価格ながら、なんとロッドケースも付属してきます。
これがですね、すっごく良いのですよw
付属のケースというとなんかこう中途半端な物を想像されるかと思いますが、これ単体でも3000円位で普通に売っていそうなケースです。
パックロッドなので、バッグの中やキャリーバッグの中に詰め込む事も多いと思うのですが、
このケースに入れておけば、かな~り安心してぶっこんでおくことが出来ます。
中にはちゃんと仕切りがしてあって、4本独立して仕舞う事が出来るのです。
しかもご丁寧にもモデル毎にちゃんとケースの長さが違うんですね!
つまりロッド毎にピッタリの長さに作って付属されているんです。
ここでちょっと裏技といいますか、更に便利に使う方法を紹介しますね(・∀・)
分かります?
なんと、兄弟機?である XRFC-704M-MB にも付属しているこのケース、
654MLよりちょっと長めに作ってあるこのケースには、2本分収納が可能なんです。
つまり、XRFC-704M-MB と XRFC-654ML-BF-MB を同時に持ち運ぶ場合、
XRFC-704M-MB のロッドケースだけを持ち運べばいいという事です!
私は最初それに気が付かず、2つのケースを持ち運んでいた訳でありますが・・・w
旅行や出先での釣りは「小さく」「ライト」が手軽で良い
そもそもパックロッドを持って行くシチュエーションで圧倒的に多いと思われるのが、
電車での移動の時、もしくは旅行等釣りを主とした目的でない時ですかね。
パックロッドユーザーの中には自転車で釣りに行くという方も多いかと思いますが。
私の場合はパックロッドはほぼ電車で移動の時。
そして電車での移動時は、出来れば長いロッドケースは持ち歩きたくないと考えています。(あとクーラーBOXもねw)
また電車でという事はですね、必然的に持って行く荷物は制限されてくる訳ですよね。
釣り場的にもガッツリ釣るための場所というよりは、ちょろっと手軽に寄れる場所での釣りとなる事が多いでしょう。
電車移動や旅行先で、少ない装備で手軽に釣る。
そういう場合、やはり釣り方や対象魚はおのずと決まってくる訳でして、
私の場合その答えが、ライトゲームかライトロック、あとはエリアトラウトという事になるのです。
手軽に行った先でショアジギメインってあまり考えられないじゃないですか?ww
まぁ~12gとかの超軽量級のメタルジグならアリかもしれませんが。
ライトゲームなら、軽いジグヘッド少々に小っちゃいワームで済む訳ですし、
ライトロックも同様、ちょっとシンカーが重くなってワームもちょっと大きくなりますが十分コンパクトに収まります。
エリアトラウトも基本ワレット一個で済みますからね。
そういう意味でパックロッドはこの XRFC-654ML-BF-MB に落ち着いた、という訳なのでございます。
この1年間 XRFC-654ML-BF-MB で釣ってきた魚は?
少ない装備とか手軽な釣りだという事はまぁ置いといて、
じゃあこのロッドで何が釣れるのか?何に使えるのか?
その辺を実際に使って釣っている動画と共にご紹介させて頂きます。
これを書きながら見返している自分でも、色々使ったなぁというのが正直な感想ですねww
耐久テストも兼ねて、近所の川で「パン鯉」
Amazonなんかのレビューを見ていますとよく見かけるのが
「何もしていないのにロッドが折れた、1投目で折れた」
等というレビューなんですが、ことパックロッドでそれをより多く見かける気がします。
継ぎ目が多い分そうなんですかねぇ。
ということで、パックロッドでも全然大丈夫ですよ!
って言う事をお伝えしたくて、あえて入魂を鯉釣りですることにしました。
引きはそこまで強くないにしても、その重量感からロッドには十分な負荷を掛ける事が出来ると考えたのです。
結果、無事70センチオーバーのでっぷり太った鯉で入魂することが出来ました。
釣りそのものは簡単ですし、特に道具は何でもいい釣りではあるんですがw
組み合わせたリールは、REVO ALC-IB7 にナイロン8lbです。
そういえばこのロッドの開発者であるトモ清水さんも、この動画を観てくださっていた様ですww
フィッシングショーでトモ清水さんご本人から聞きました(`・ω・´)ゞ
ファンキー山岡さんと行った淡路島のメバル
この時の釣りはファンキー山岡さんの雑誌の取材も兼ねての釣行でしたので、
動画には撮っていないのですが人生初メバルを数匹釣る事が出来ました。
あわよくばアジも・・・って思っていたのですが、残念ながらこの時アジには出会えませんでしたw
ですが、小型ながらメバルの小気味良い引きは十分堪能することが出来ましたよ(・∀・)
リールはDECIDER7に社外BFスプール、PE0.18号にリーダー3lbでしたね。
1.5gのジグヘッドに、ガルプベビーサーディン2インチの組み合わせでした。
全然イケます(・∀・)b
若狭湾ライトロックゲームでカサゴ
竜示のライトルアーフィッシングチャンネル の竜示さんに案内して頂いて釣ってきたのが若狭湾のカサゴです。(あとアナハゼもw)
若狭湾の50cm~のシャロ―のウィードエリアを5~7gのテキサスリグで釣るライトロックゲームは、
このロッドで釣る釣りとしては最もバランスの良い釣りかもしれません。
釣れてくる魚も20センチ前後と丁度いい感じでしたね(・∀・)
リールは同じく REVO ALC-IB7 にPE0.8号、リーダーはナイロン8lbです。
もちろんバスにも、イモグラブで川スモール。
もちろんバス釣りでも十分いけますよね。
MLの2~18gというアクションですから、それに見合うルアーを使えばいい訳ですね。
個人的には、小型のトップやミノー等のプラグ類、ノーシンカーやダウンショットといったワームが使いやすいと感じています。
巻き抵抗の大きい巻物はあまり合わなさそうですが、
1/4オンス程度のスピナベならもしかしたら丁度いいかもしれません、使ってませんが。
この時使ったイモ40はノーシンカーでも3.3gと十分なウェイトがあるため、ベイトでも使いやすく重宝しています。
リールは REVO ALC-IB7、ラインはナイロン8lbですね。
餌釣りでハゼもw
私ひっさんは普段ルアーが多いのですが餌釣りもやります。
もともと海釣りは鹿児島のキスのちょい投げが大好きでそこから入っていますので、
餌釣りのブルブルっていうアタリをあわせて掛けて行く釣りも大好きなのであります。
ただ、ここ関東でキスのちょい投げをしようとしても・・・
キスよりも釣り人の方が多いんじゃね?っていう状況ばっかりな印象があるため、近場でハゼという選択になってくるのですw
ハゼは都内への釣行となるので、駐車場代もバカにならず電車釣行という事も多いのですね。
そういう時のパックロッドなんですねw
東京湾奥でシーバス・・・のはずがボラw
東京湾奥でシーバスをやりに行ったのですが、この時はあいにく釣れませんでした。
ボラがスレ掛かりで釣れはしたんですけどね。。。(ボラには悪い事をしました)
このロッドではないのですが、過去に同スペックのロッドでシーバスを結構釣ってきましたので、
まぁこのロッドでも同様の事は出来るのかな、と思います。
これに関しては後述したいと思います。
管理釣り場でエリアトラウト
私のこのロッドの主な用途となっているエリアトラウトにももちろん使えます。
やはり専用ロッドと比べると重く硬いので、釣り味という意味では若干劣りますが。
ただ、出先でも使える、これ1本で何でもっていう意味では、これ大きいです(・∀・)
1~2gといった小っちゃいスプーンを使って、アベレージの小さい釣り場で釣るのであれば、
やはりもっと柔らかいロッドの方が釣り味が良いし、バラシも少ないです。
このロッドでやるなら、ナイロンラインを使う事によってバラシは減る様にも感じますね。
北海道の管理釣り場でも使ってきましたが、あちらでは3.5~5gという比較的重めのスプーンを使ってきました。
ナイロン6lbと組み合わせることにより非常に快適に釣る事が出来ましたし、
スプーンも35~40m近くまで遠投することが出来ましたので、
デカいトラウトがいる管理釣り場ではむしろピッタリなのかもしれません。
もちろん、組み合わせるリールは REVO ALC-BF7 です!
超軽量メタルジグを使ったウルトラライトショアジギングにも
釣り場と釣った魚はあれですけどww
一応こういった使い方も出来ます( ̄ー ̄)
これは今後、色んな海でもっと使ってみたいとは考えているんですよ。
これに関しても後述することにします。
船からのカワハギ釣りにもw
これはちょっと無理があったのかな?
カワハギには専用ロッドがないと厳しいと言われながらの挑戦でした。
私B型ですので、ダメだ使えないと言われると余計やってみたくなるんですよねw
結果カワハギは釣れましたが、一応釣りが出来たっていうレベルですww
まぁ使えなくはなかったですよ( ̄ー ̄)
北海道でライトロックはカジカでしたが・・・w
北海道でもライトロックゲームを楽しんできました。
家族との旅行中という事もあり、暗い時間に釣りが出来なかったため渋い釣果となってしまいましたが。
これも若狭湾のライトロックゲームと同様、5~7gのテキサスリグ中心で釣っています。
リールはREVO ALC-IB7、ラインはフロロ8lbのロングリーダーです。
さらにサビキ釣りでチカまでもw
北海道の堤防でたまたま出会ったおじちゃんに借りたサビキ仕掛けでチカまでもww
チカとは、海にいるワカサギみたいな魚で、イワシやサッパみたいな感じでサビキで沢山釣れました。
コマセ等は使わない釣りでしたので、これもある意味疑似餌→ルアー釣りですかねw
まぁタックルは何でもいい感じなので、もちろんこのロッドではなくても何でもいいんですが。
一応魚種追加という事でw
タイラバ・・・していなかったのか?Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
ここまで振り返ってきて、やったと思い込んでいたタイラバは、実はやっていませんでしたね。
XRFC-662ML-BF の方では何度かやっていたんですが、このロッドを購入してからはタイラバやっていなかったんですね。
やるつもりで正月に鹿児島行ったら、カワハギに連れていかれたって言うのを思い出しました。
まぁ、XRFC-662ML-BF も XRFC-654ML-BF-MB も、継数の違いのみで実質同じロッドですから、
XRFC-662ML-BF の釣果は XRFC-654ML-BF-MB の釣果でもあるのです、ジャイアン的には( ̄ー ̄)
そういう意味では、マダイ、イトヨリ、フグ、サッパ、アジ、エソ・・・etc
も釣ったという事でww
このロッドじゃないけど同スペックのロッドで釣った魚も、同様に釣れるという事で・・・
そんな事言ったらキリがないのですが、一応過去に似たようなロッドで釣った魚も紹介しときます。
だって、同じ事出来るでしょ?ww
具体的には ダイワのプロキャスターS 662MLFR っていうロッドで、同じく6.6フィートのMLロッドです。
ルアーウェイトも5~18gと似たようなスペック。
このロッドではですねぇ・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
東京湾奥でシーバス
鹿児島でもライトゲームでセイゴ
愛媛でカマス、小サバ、アナハゼ、カワハギ
静岡でアオリイカ、ヒラメ(共に極小w)
淡路島でチャリコにキス(餌釣り)
富山湾でクロソイ?タケノコメバル?
そして鹿児島でマゴチとサゴシ
そして今後はですね、 このスーパーライトショアジギングを再現したいと思っているのであります。
1~18gという幅広いメタルジグを使えば、更に色んな魚が狙えると目論んでいるのです。
XRFC-654ML-BF-MB の欠点ってある?
きっとこれ読んでいる方の中には気になっている方もいらっしゃるのでは?
このロッドの欠点ですね。
正直に申し上げまして、欠点はというと・・・。
実はあまり欠点という程のネガな部分は感じてはいないのですが、強いて言えば重さですかね。
スペック上では120gという事で、ちょっと重い気もします。
XRFC-662ML-BFの方で106gですから、その差は14g。
ロッド単体で振り比べてみると気持ち先重り感があるという程度ではありますが、
やはり使っているともう少し軽かったらな、というのはありますね。
まぁ、1万円以内で買えて、素敵なケースも付属してのパックロッドですから、
そこまで求めるのもちょっと酷ではあると思います。
あとはまぁ、ML 2~18gというスペックですが、もう少しライトでも良かったのかなぁと。
これはこれで絶妙な設定ではあるのですが、前途したように用途はライトな釣りがメインな訳で、
そうなると、例えば L 1~14gとかでも良かった気がするのは私だけでしょうかww
XRFC-654ML-BF-MB 今後の用途や予定は?
今まで通りの使い方に加えて、やはりメタルジグでの釣りをもうちょっと展開していきたいと考えています。
1gのジグは正直なところ操作感が良くなかったので、3g~ですかね。
上は18gまで投げられますので、3~18gのジグで色々釣っていけたらと思います。
わざわざ SXJC-962MH60-KR なんかでショアジギやっている合間に投げたりとかではなく、
ちゃんと電車や旅行の合間の釣りで、このパックロッドであるメリットを最大限生かせる使い方で、です。
悩むのが組み合わせるリールですね。
今のところ REVO ALC-IB7と ALC-BF7 とを使い分けているのですが、
わざわざリールを2個持っていくのもちょっと面倒なんですよね。
3g以下なら ALC-BF7 でしょうけど、3g以上あれば ALC-IB7で十分いける。
結局のところ使うラインによって使い分けている様な状態なんですよね。
まぁ、XRFC-704M-MBと2本持ちで行くなら自ずとリールも決まってくるのですが。
でも704Mには、ロキサーニパワーシューターも良いと思うんですよね~ww
で、結局ロッド2本にリールを3個持って行こうと思っている今日この頃なのであります。
なかなか身軽な装備には・・・なりませんねぇww
という訳で、今回は長々と最後までおつき合い頂きありがとうございましたm(__)m
ご購入を考えている方の参考になったなら嬉しいです!