今年のお盆は鹿児島に帰省していました。
真夏の鹿児島に行くのは久しぶりと言いますか殆ど経験がなかったかもしれません。
ほぼ経験のない真夏の鹿児島での釣り、という訳で今回は主にというか殆どマゴチを釣ってきたんですね。
何が釣れるかよく分からないまま現地に行き、サーフでのショアジギからの小規模河川の河口付近でのマゴチ釣り。
適当に少しだけ持ってきたワームだけで
そんな釣りをちょこっと紹介してみます。
マゴチはとにかくボトムを攻めろ!という訳でひたすらグラスミノーを投げる。
ここの釣り場では過去にもマゴチを何度か釣っていたので、マゴチ釣り自体は初めてではありませんでした。
マゴチはとにかくボトム
それ位の事は知っていましたし、それ用にジグヘッドとワームも1ケース持ってきてはいました。
ケースの中身はというと
グラスミノーL 各色数本
静ヘッド7~10g 数個
スナップ1個 (現地で1個しかない事に焦る)
以上w
そもそも釣り物を決めてきた訳ではなかったので、これは極力荷物を減らしてきた結果なんです。
それでも、数時間釣りを楽しむには十分すぎる内容ですww
何かが釣れると分かったら、昼間にでも買い物に行って補充すればいいのですから。
マゴチ釣りの定番 【ジグヘッドリグ】
まず初日と2日目に使ったのがジグヘッドリグでした。
過去に釣ったマゴチもほぼ全てこれで釣っていましたので、まぁ間違いないかなと。
初日に関して言えばショアジギタックルSXJC962MHにリーダー50lbという組み合わせだったにも関わらず、
静ヘッド7gしか持って行かなかったので非常に扱いにくい事この上ない釣りになりましたがw
とにかくボトムを意識し、下手に動かす位なら止めてボトムに着ける。という使い方をしていましたね。
2日目からはタックルをXRFC-702Mに変更して、ラインもPE2号+リーダー20lb、
ジグヘッドも10gにしてバランスの良い釣りが楽しめました。
「釣り味」を求めるなら、やっぱりバランスは重要ですよね。
ジグヘッドリグの利点としては
- とにかく手軽で簡単
- スナップで付け替える事により、瞬時に他の重さやルアーに変更が出来る
- トラブルが少ない
といったところでしょうか。
反対に欠点は
- 飛距離がイマイチ伸びない?
- 若干コスパが悪い
- ボトム放置だとあまり釣れない様な気がする
特に飛距離を稼ごうとしてウェイトを重くしていくと、ジグヘッドの単価も上がりますしボトム放置も不自然ですよね、多分。
バラシも増えそうな気もします。
因みに静ヘッドは10gまでは4本入り、12g以上は3本入り、共に価格は同じなので、貧乏性の私は10g以下を買う事が多いですww
飛距離重視?の【ダウンショットリグ】
バス釣り時代から大好きだったこのリグ、私も含めて「常吉リグ」と言った方が馴染みがある方も多いかもしれません。?
要は胴付き仕掛けなんですが、リグの一番先端にシンカーが来る事でとにかく投げやすい、というか飛距離が伸びる感覚があります。
シンカーとワームとが離れているので、重心が2つになって場合によっては投げ難さを感じる事もあるかもしれませんが、
慣れればそれ程でもないかと思います。
私は投げ易さを考慮して、リーダーは20センチ位にしています。
このリグにしようとした経緯は、ジグヘッドやワームを買いに行った現地の店でたまたま見つけたフックを見て、
「別にこれでいいんじゃね?」
という至ってシンプルな流れからでした。
後にこんなに太軸の必要もなければ、管付きチヌ針で良かったじゃんと思ったのですがww
(管付きチヌ針はバス釣りで良く使っていました、安いから)
根掛かりが多いなら、普通にオフセットフックを使うのももちろん有りですね。
シンカーもダウンショット用のカッコイイやつではもちろんなく、普通の安っすいナス型オモリです。
とりあえず4号(14gくらい?)が5個位入っているのも一緒に購入しました。
これはタコ釣りでも使えますしね。
ダウンショットにしようとした理由はもう一つありまして、それは
放置でも勝手にユラユラして誘ってくれる 気がする
という点です。
これには少し条件があって、ラインテンションを少し抜いた様な状態がオイシイ。
そう、片手でロッドを持ってスマホチェックしている位が丁度いいのですw
意図的にラインテンションを張ったり緩めたりすればワームは非常にトリッキーに動きますし、
完全放置でラインも弛ませれば、ノーシンカーまでとはいかずともそれなりにワームが仕事をしてくれそう。
釣れなくて途中で心が折れても、ルアーさえ水中にあればどうにかなる可能性がある、ということですねw
因みに放置でもっとユラユラさせたいならば、フックは細軸で軽いものをチョンがけにする事で、
ワームが最大限に仕事をしてくれる様にはなります。
釣れた時にワームが吹っ飛んで無くなる可能性が非常に高いので、極力やりたくはありませんが。。。
ダウンショットリグの利点
- 飛距離が伸びる
- ウェイト変更が自由
- ワームの動きに幅を持たせる事が出来る
- ワームが僅かに海底から浮いた状態にあるので、アピール大 かも?
- シンカーが離れている分、放置でもラインテンションを緩めればユラユラ漂う
- バラシが少ない
- 安い
ダウンショットリグの欠点
- リグるのがメンドクサイ
- 1匹釣る毎に絡まる(マゴチ暴れるんですよ)
- あ、ナブラだ!メタルジグ!って言う時に、すぐに付け替え出来ない、結び直しがめんどくさくて躊躇する
要は色々とメンドクサイという事ですww
でも、すんごい良いリグでもあるので悩ましいのです。
簡単お手軽、でも奥が深い【フリーリグ】
ダウンショットリグは確かに釣れた、でもメンドクサイ。
そう考えた私は、同じフックとシンカーの位置を変えて色々と試してみる事にしました。
という訳で普通に考えればテキサスリグ、という感じの位置関係ではあるのですが、
世間ではこれをフリーリグと言ったりするそうです。
個人的には今回の使い方ではテキサスリグと大差は無いと思っています。
ただ単にオモリの形が違う、フックはむき出し、それだけの違いです。
バレットシンカーでもナツメオモリでも、今回のナス型オモリでも大差は無かったのではないでしょうか?
ナス型オモリの方がキャスト時の重心位置は有利でしょうけどね。
ダウンショットリグよりも重心は手前側に位置しますが、マスの集中もあって投げやすい。
飛距離はウェイトに稼いでもらうとしてこれも問題なし。
放置で何もしなくても釣れちゃうという期待値は、ダウンショットリグよりこちらの方が上かもしれません。
とくにキャスト後のフォールでしっかりラインを送り込んでやることで、着底後のノーシンカー感はこちらの方が上だからです。
同じくリフト&フォールも、フォール時にシンカーだけが先に着底するようしっかりラインを送り込んでやることでノーシンカー感が出せると考えています。
その効果を最大限に引き出すには、着底後にしばらくラインは張らずにそのまま放置が良さそうですね。
フリーリグの利点
- ダウンショットリグよりリグるのが簡単
- 放置プレーでも勝手にやってくれる
- シンカーは遊動式なので魚に違和感を与えない?
- 投げ易い
フリーリグの欠点
- スナップ一発では交換が出来ない
今のところ、このリグの欠点があまり見当たらないのですが。。。
結局のところ、シンプルでとても良いとは思っています。
もしかしたら東京湾の様なヘドロ底ではワームも潜ってしまうんでしょうか?
ヘドロ底にマゴチがいるのか知りませんし、実際に海底でどうなっているか見た訳ではないのであくまで想像なんですが。
結局は好きなの使えばいいじゃん!って思います(・∀・)
なんだか色々なリグの紹介みたいな記事になってしまいましたが、結局のところ好きなの使えばそれで良いと思うのですね。
それぞれのリグで特徴も違いますし求める要素も異なってくるので、自分の求めるものを使えば良いのです。
今後もフリーリグは多用するかと思いおますし、ジグヘッドも使うでしょう。
状況や気分によってはダウンショットも使うと思います。
気分で使い分けでしょうねw
また今回紹介した以外にも、ヘビキャロなんかも使った事がありますしとても有効かと思います。
ただ私個人的な考えでとしては、メンドクサ過ぎるので今はあまり使わなくなってしまいましたね。
やはりルアー釣りの魅力の一つは、色々なルアーやリグに交換したりして楽しめることや、サクッと出来るということがあります。
そういう意味ではヘビキャロは、三又にしてもキャロにしても餌釣りの仕掛け的な要素が強く、個人的には今回はパスしてしまいました。
初日ショアジギロッドでやった時はヘビキャロの方がやり易かったんでしょうけどね。。。
という訳で今回の鹿児島の旅のメインターゲット、マゴチ釣りについてまとめてみました。
私の住む関東エリアの東京湾でもマゴチは釣れますが、多分今シーズンのマゴチ釣りはこれにて終了にするかと思います。
どうしてもマゴチは鹿児島で釣るイメージなんですよね・・・( ̄ー ̄)