リールにラインを巻く時の糸巻き量ってどうしてますか?
適当に巻く。
とりあえず巻いてみる。
600mボビンから巻けるだけ巻く。
っていう人ももちろんいるかと思いますが、殆どの人はリールのカタログスペックを参考にするのではないでしょうか?
リールの箱やホームページ等にナイロン14lb/90mみたいな感じで表記がありますよね。
じゃあもし仮にナイロン14lb/90mだとして、
『使いたいのは8lbなんだけど』という場合は?
もしくは
『そもそもナイロンじゃなくてPE巻きたいんだけど』という場合はどうします?
そんな時にも困らないあらゆるラインの長さを計算してくれるツールを紹介します。
シマノ公式ホームページにある『糸巻量計算ツール』
普段はアブガルシアのリールをメインに使わせてもらってますが、シマノのサイトもよく使わせてもらってますww
私もTwitterのタイムラインで知ったのですが、それ以来ブックマークしてちょいちょい活用させてもらっています。
ベイトリールのカタログスペックのラインキャパシティって、ナイロン表記が多いじゃないですか。
じゃあPEだとどれ位巻けるの?って時にお勧めなのがシマノの公式の糸巻量計算ツール。
いつもお世話になっておりま~すww
下巻き必要量も分かりますよ!https://t.co/bEsi9Kxw6c pic.twitter.com/6HGOdDj0l3— へそ曲りベイト道のひっさん (@hmbait) March 17, 2020
糸巻量計算ツールの使い方
使い方は簡単で、カラログ値の空欄に
- 糸種類 ナイロン・フロロ・PE のいずれか(lbか号も指定)
- 号数もしくはポンド数
- 糸巻量
そして使いたいラインの種類と号数を指定すれば、サクッと分かってしまうのです。
これホント便利です。
必要下巻量も計算可能!
これは私はあまり使うことはありませんが、
例えば100m巻きのラインを買ってきた時にそれだけではスプールいっぱいまで巻けない時なんかに、必要になってくる下巻き必要量がわかるというものです。
至れり尽せりじゃないですか!w
ツールを使わないで下巻き量を調べる方法
遠投するならライン満タンのススメ
私の場合、ショアジギング等に行く場合は毎回必ずきっちりスプール一杯までラインを巻いてから釣りに出かけます。
面倒でもその都度下巻きを入れてきっちり巻きます。
それでも釣りから帰ってくる頃にはラインが減っていることがよくあります。
投げプッツンや根掛かりでPEラインが減っちゃうんですね。
流石にここまで減ることもそうはありませんけどw
最近ではハーフラインとか言って、スプールレスポンスを重視して最初から少なめに巻くという方法もあるようですが、基本的に遠投する釣り方をする場合ラインは満タンにしています。
ラインを少なめに巻くのは、ベイトフィネス等の軽量ルアーを投げたい場合のみです。
スプールを回しきれるウェイトを投げる場合に関しては、ラインが減れば減る程飛ばなくなります。
理由はラインが減ってスプール直径が細くなればなるほど同じ放出速度でもスプール回転は高回転になり、回転数が上がれば上がる程ブレーキをはじめ様々な抵抗が二次曲線的に増えていく為。(多分ねw)
高回転には物理的な限界もありますし、そのリールのスプールが持っているポテンシャルを最大限発揮させる為にはライン満タンから投げるのが理想と考えています。
難しい話は抜きに考えても、実体験で何度も経験していますから間違いありません。
繰り返しますが遠投する場合の話ですからね。
(リールに対して軽いルアーはその限りではないです。)
減ったスプールにピッタリ下巻きを入れる方法
丁度いいリールがなかったのでこのリールで説明しますね。
このリールはBF機ですので実際にはこの状態で問題ないのですが、ここではラインが減った状態と仮定して進めていきます。
用意するものは下巻きに使うラインです。
私は使い古したPEラインを使っています。
下巻きに使うラインは何か特別な理由がない限り、一番比重の軽いPEラインをお勧めします。
間違ってもフロロなんかで下巻きしない方がいいですね。(別に問題なく使えますが)
スプールの上に下巻きに使うPEラインを一杯まで巻きます。
ラインは結ばなくて結構です、テープかなんかで抑えてそのまま巻いちゃってください。
私はショアジギなどの遠投する釣りではここまできっちり巻きます。
今度はこの下巻き用のPEラインを下に入れないといけませんね。
色々方法がありますが、一番のお勧めは高速リサイクラー2を使う方法。
高速リサイクラー2
これはね、使えば分かる、なんで早く買わなかったのかと思うヤツですよw
これと新品ラインをリールに巻き終わった後のボビンを捨てずにとっておけば色々と便利です。
ボビンを2個用意し、下巻き用ラインとメインのラインをそれぞれのボビンに巻き取って一度リールを空の状態にしてから下巻きを入れてラインを巻きなおせばOKです。
ちょっとメンドクサイかもしれませんが、減ったスプールで投げ続けるストレスを考えたら全然手間でもなんでもありませんよ!
因みにこの高速リサイクラー2は、使わない時と比べて比べ物にならない程きっちりテンションを掛けて巻けるので絶対にあって損はしませんよ(ホントにおススメだから2度言う)
他のリールに逃がす方法
もしくは他のリールに一時的に逃がす方法でも大丈夫です。
その場合、下巻き用ラインを逃がすリールとメインのラインを逃がすリールと2台のリールが必要になってきます。
ラインキャパシティも足りなくならない機種でなくてはいけませんね。
私も以前はそうやって他のリールにどんどん逃がしていっていたのですが、結局使わない「使用済みライン」の保管場所になるだけになって終わるのであまりお勧めはしません。
結局最後は捨てるラインをひたすら引っ張り出す必要がありますからね。
あ、今回の様な下巻きの為の一時的なラインの移動なら問題ありませんけどねww
余談のさらに余談ですが、いらない「使用済みライン」は、こういう300m巻きの大きいボビンに巻き取っています。
いっぱいまで溜まったらそのまま捨てるだけですし、今回の様な下巻きに活用することも可能ですぜ( `ー´)ノ
まとめ
最後は高速リサイクラー2のお勧め記事みたいになっちゃいましたが、
まぁなんにせよシマノ公式サイトの糸巻量計算ツールと高速リサイクラー2は便利ですから、
ぜひ活用してみてくださいというお話でした。
あ、最後に。
高速リサイクラー2は廉価版の高速リサイクラーも存在しますが、きっちりテンションを掛けて巻ける『2』の方を断然おススメします。
参考記事 ロキサーニパワーシューターにPE2号が200m巻けた件