ベイトタックルでPEラインを使っている時、一番困るのがキャスト切れ。
高切れとか投げプッツンとも言います。
あ、投げプッツンって言うのは多分私だけですがw
今回はキャスト切れを防ぐ方法を、使用するPEラインを中心とした観点で考えていこうと思います。
投げ方やブレーキセッティング等で防ぐ方法はまた今度気が向いたら・・・書きますw
そもそもキャスト切れは何故起こる?
色々な原因が考えられますが、最も多いのはバックラッシュですね。
この場合のバックラッシュは、モジャモジャになる様なバックラももちろん含みますが、
ちょっとだけラインがオーバーランしてしまって『カッ』と引っかかった後は、何もなかったかのようにふるまう様なバックラッシュもあります。
スプールのラインにラインが食い込んでしまっている事が原因の時もあります。
根掛かりして引っ張った次のキャストや、バックラッシュしてしまった次のキャストでこれらは起こることが多いですね。
その他原因は色々あるかと思いますが、上の二つが主な原因ではないでしょうか。
バックラッシュはある程度は起こしてしまうものですが、ラインの食い込みに関しては気を付ける事で未然に防ぐこともできます。
これは後述しますね。
ではキャスト切れの対策を考えていきましょう。
対策1:太いPEラインを使う
まずはこれですね。
手っ取り早くラインブレイクを防ぐ方法としては、最もシンプルな考え方になります。
もちろん、お使いのリールのラインキャパシティや釣り方、ルアーとのバランスの中での話になりますね。
例えばショアジギングでの私の場合。
- ラインは出来れば200m巻いておきたい。
- リールに200m巻ける一番太いラインは何号か?
- そのラインで安全に投げられるルアーウェイトは?
という風に考えた場合、私がよく使うロキサーニパワーシューターなんかですと
- ラインキャパシティは PE2号が200m ピッタリ巻ける。
- PE2号でフルキャストして、キャスト切れし難いルアーウェイトは40g以下かな?
という風になってきます。
もちろん、40g以下なら絶対に切れない訳でもないですし、時に60gだって投げたりします。
ルアーウェイトは一応の目安として考え、それ以上の時はちょっと気を付けて投げる。
という感じで釣りをしていますね。
一応の目安として
PE1.2号 | 20gまで |
PE1.5号 | 30gまで |
PE2号 | 40gまで |
この範囲内で使っている分にはバックラッシュを起こしても、キャスト切れしないで回収できる確率が高いように感じています。
PEとリーダーのノット強度が高い場合、安全圏はもっと広がるでしょうけどね。
ショアジギングの様に遠投しない釣りの場合は、200mも巻く必要もないのでもっと太いラインを使う事も出来ます。
但し、あまり太いラインはそれはそれで弊害も出てきますので注意が必要ではありますけどね。
- 横風に弱くなる
- ルアー操作に悪影響がある
- 飛距離が落ちる事がある
- キャストフィールの悪化
これらのことを踏まえながら、釣り方やタックルに合わせてラインのチョイスをしていけばいいと思います。
キャストフィールの悪化に関してはお使いのリールのよりけりだと思いますが、
ワイドスプール、レベルワインドがスプールに近い、レベルワインドの穴が小さい機種は顕著に出てきます。
対策2:ナイロンリーダーを長めに取る
ナイロンの伸びで衝撃を吸収するという考え方です。
伸びるナイロンを長めに取る事で、衝撃吸収率を上げていくことが出来ます。
また同じ長さでも細いナイロンの方がより伸びますので、許容できる範囲で細めのナイロンラインを使っています。
具体的に私の場合、PEラインの約2.5倍の号数のナイロンリーダーを3ヒロ(5m位)を目安に考えています。
これはリーダー結束部分で切れる事を防ぎつつ、衝撃吸収も重視したバランスです。
PE1.2号 | ナイロン3号 |
PE1.5号 | ナイロン4号 |
PE2号 | ナイロン5号 |
世間で言われているよりずいぶんと細いリーダーになってきますが、この辺が私のベイトスタイルにはバランスが取れているんですね。
あまり強くないノットを使っているという理由もあります。
もちろん、根ズレがある場合や、歯がある魚を狙う場合はこの限りではございません。
リーダーの長さは投げる時にスプールに巻き込まない位で考えています。
スプールにに巻き込んでしまうと、サミングしている親指が痛いというのがその理由です。
これは使うノットにもよりますけどね。
私の使うオルブライトノットですと、結び目のリーダーをカットした部分が丁度親指に刺さる方向で当たって痛いのです。
PEとリーダーの太さのバランスは、2.5倍が超絶楽チンでメリット沢山な理由
よく使っているナイロンリーダー、信頼して使える逸品です。
対策3:たまに捨てキャストをして巻き直す
これも結構重要なことです。
特に、
- バックラッシュした次のキャスト
- 鬼アワセした次のキャスト
- デカい魚を釣った次のキャスト
- 根掛かりした次のキャスト
要は、ラインを強く引っ張った時はラインがスプールに食い込んでいる可能性があるので、
フルスイングして投げるのではなく、軽~く捨てキャストをしましょうねってことです。
たまにこれをすることにより、スプールのラインをきれいに巻き直してキャスト切れを防ぐだけでなく、
バックラッシュをもある程度防げるという風に考えています。
それでもキャスト切れは起こってしまいますが…
絶対に100%バックラッシュを防ぐことは出来ないのと同じで、
やはりキャスト切れも起きる時には起きてしまうのが現状です。
それでもやはり、大事なルアーを吹っ飛ばし、PEラインも短くなり、リーダーのノットを組みなおさなければならないキャスト切れは、
自身に与えるダメージが大きくできれば回避したいトラブルですよね。
特に釣れている時合いの時とか、目の前でナブラが沸いている時とか。
「何やってんのオレ・・・」
っていう気持ちになりかねませんからねw
我々ベイターの永遠の課題でもあるこのバックラッシュと投げプッツン、
より良い解決方法が見つかったらその時また紹介したいと思います(`・ω・´)ゞ