パックロッドが大好きです。
パックロッド、それは男のロマンなのです。
かつて中学生の頃、スキー教室や修学旅行にまでパックロッドとリールを持っていっていました。
当然釣りをする訳でも出来る訳でもないんですが・・・。
どうでもいいんだけどサ( ̄▽ ̄)
パックロッドには大きく分けて
- テレスコピック (振り出し竿)
- 並み継ぎ
とありますが、現在私は並み継ぎのみを好んで使っています。
その理由なんかを書いていこうと思います。
今回も語るよ~ww
別にテレスコをディスっている訳ではないですからね、テレスコの利便性も知っていますし好んで使っている人も沢山知ってますしね。。。
かつてはテレスコを好んで使っていた
その昔、先に述べた中学生時代に使っていたパックロッドはテレスコでした。
確かダイワの6~7000円位のロッドで、もちろんベイトロッドです。
当時ベイトのパックロッドは、極端にラインナップが少なかったように記憶しています。
もちろん並み継ぎも売られていましたが、当時の考えは今と真逆で
パックロッドはテレスコじゃないと意味がない!
とすら考えていたんですね。
理由は一つ。
ロッドにリールを装着し、ガイドにラインを通してルアーを結んだまま移動できるから。
ちょろっとチャリで出かけて、野池に着くと同時にキャスト、サクッと釣れないまま帰る。
というスタイルがなんかこう釣りが生活の一部になったような感覚になれて嬉しかったんですね、多分。
今は絶対並み継ぎ、釣りを嗜む為に。
時は流れ、おっさんとなった今ではもう当時の様な考えはなくなりました。
釣り場に着いたら、まずは一服。(タバコやらないけど)
ゆっくりとタックルをセットし、水の音、小鳥のさえずり、風のにおい、流れる時間を嗜む・・・。
って書くとそれっぽいですが、実際は結構慌ただしくバタバタしたりしてます。。。
でもね、理想はそういう嗜みなんです。
釣りをサクッと済ませたくはない。
という志向がそこにはあり、そうでありたいという願いでもあるのです。
一本一本の短いピースを繋いで、一本の釣り竿に仕立て上げる。
そこにはロマンしかないのです。
スノーボードの話し
いきなり話が脱線しますが、スノーボードにのめり込んだ時期がありました。
当然未経験から始めた訳で、とにかく滑って滑って滑りまくるという一人で部活のような練習に励んでいました。
仕事終わりに高速使って3時間掛けてゲレンデに行って、ナイター1時間滑って帰って翌日また仕事。
っていうのも結構やりましたw
当然リフト営業時間内はとにかく滑る。
ギリギリまで、一本でも多く滑る。
そんな思考でした。
当然、他のボーダーの様に座り込んでビンディングを履くという行為すら無駄に思え、ステップインというワンタッチで装着できるシステムを導入。
ブーツもガッチガチのレーシングスペックみたいなやつになっていき、ただひたすらカービングを刻む日々。(でもアルペンではない)
時にはレスキューで運ばれ、包帯を巻いて帰ったことも・・・w
ふっと、我に帰ったんです。
俺、これやってて楽しいの?って。
リフト乗っている間も上手い人を目で追いかけ、上達したいという一心で夢中になるのもいいかもしれませんが、オリンピック目指している訳でもバッジテスト受ける訳でもなく、ただひたすら滑るだけ。
もうちょっとさ、目の前の景色を楽しんだり次はどうやって滑って遊ぼうか、とか考えたりしてもいいよね。
そう思った瞬間に、それまで座ってビンディングを装着しているボーダーを見下すようにしていたステップインをやめたくなったんですね。
身体に負担が掛からない柔らかいフレックスのブーツとビンディングで、のんびり楽しむというスタンスに考え方が変わった瞬間でした。
リフトを降りたら、邪魔にならない所にのんびり座って、ゆっくりビンディングを装着する。
景色を眺め、どこをどう滑ろうかとゆっくりイメージしてから滑って、そして転ぶ。(←決して上手くはないのでwww)
そういう嗜み方もいいよねって。
そういう経験があったからかもしれません、趣味や遊びを『嗜む』方向で考えるようになったのは。
あぁ、そういえば16の時バイクに乗り始めた頃も同じ経緯を辿ったっけなぁ・・・(ひたすら攻めまくっていたw)
ベイトロッドは構造上、並み継ぎが有利でもある
ご存じの通り、私はベイトタックルオンリーでやっています。
嗜むとかそういう話は抜きにして、特にベイトの場合並み継ぎの方が有利な点が沢山あるのです。
並み継ぎの利点をいくつか挙げると
ロッドとしての質感が高い
特にガイド回りがテレスコだとどうしても安っぽくなりますよね。
あえてスレッドっぽくしたガイドのロッドもあるにはありますが、やっぱり質感は並み継ぎの方が高いです。
たとえそれが1万円以下のクロスフィールドだとしても。
ガイドがズレにくい、合わせやすい
スピニングの場合、ガイドに掛かる力は基本的にガイドを下に引っ張る力。
よってテレスコでもガイドが左右にズレてくる事ってあまりないかもしれません、使わないから知らんけど。
一方、ベイトだとキャストの際は90度横方向にガイドをねじる様な方向で力が掛かります。
ロッドが曲がるときもガイドが上で、ちょっとでも横向きにロッドを曲げればやはりガイドはズレる方向に力が掛かります。
もちろん並み継ぎでも同じ事が言えるのですが、一個一個のガイドが独立しているテレスコの方がよりズレやすいのは確かです。
そしてズレた時に真っ直ぐに合わせやすいのは言うまでもなく並み継ぎです。
一個一個ではなく、ピース毎になりますからね。
折れにくい
特に収納時。
テレスコは収納して移動する時など、どうしてもティップ部分が折れやすい傾向にあります。
これに異論はないはずです。
素直な曲がり
もはやパックロッドだからと言って、アクションや感度、強度が劣るとは言われない時代となりました。
やはりその点で言ってもテレスコより並み継ぎの方に分があるのではないでしょうか。
テレスコにも利点はあります
もちろんテレスコにはテレスコの利点もあって、カヤック等限定したシチュエーションではその利便性が威力を発揮します。
私はカヤックは持っていませんが、サーフボードで釣りをしようとした事は何度かあります。
結局やりませんでしたが。
去年もサーフボードから釣りしたら動画のネタになるかな?なんて考えた事もありましたが、安全性やその他諸々の理由から結局やめました。
が、そういう釣りをやるならやっぱりテレスコの方に分がありますよね、多分w
メーカーさんへw
そんな訳ですので、私は今後もパックロッドを愛していくことと思います。
最近テレスコやスピニングばかりのラインナップが目立ってきているように感じますが、
もっともっと並み継ぎのベイトパックロッドが増えたら楽しいのにな、と切に願っているのでございます( ̄▽ ̄)
正しい部屋釣りの仕方 pic.twitter.com/LncTjjSO42
— へそ曲りベイト道のひっさん (@hmbait) April 15, 2020
こういう使い方も並み継ぎパックロッドならでは!