ベイトリールとPEラインって、本当に相性が良いと思っています。
バックラッシュも殆ど重症化しないし、簡単に直るし・・・。
そう、PEラインのバックラッシュは簡単に直るのです。
私はフロロのバックラッシュが本当に嫌いなので、もうPEライン無しのベイトライフは考えられない程ですね。
世間ではPEのバックラッシュは再起不能とか言われているみたいなんですが、それは多分ベイト初心者の人が言いふらしているんじゃないかなと勝手に想像してしまうんですよね。
だって余程の細糸じゃない限り、本当にすぐ直るんですから・・・。
殆どのバックラッシュは簡単に直ります。
超シンプルに引っ張って
おそらく『PE バックラッシュ 直し方』とかで検索してこの記事にたどり着いている方は、なにか特別なバックラッシュの解き方を期待されているのではないでしょうか?
すみません期待に添えないかもしれませんが、PEラインのバックラッシュの解き方は至ってシンプルです。
引っ張って出す、引っかかったら引っかかった場所をほじくり出すだけ。
そう、フッツーの解き方ですね。
だってそれ以上の方法ってありますか?
それで簡単に直るんだから、いいんじゃないですかね?
ほじくり出すべきラインとは?
何人もの人のバックラッシュを監視してきたわけではありませんから、他の人がどういう解き方をしているかは分かりません。
ですが「うわ〜っ」ってなって、適当にぐしゃぐしゃ引っ掻き回すようにほじくって、ロッドをぶん投げる勢いで諦めていた人は見たことがありますw
それじゃあ直るものも直りませんよね。
時には大胆に強く引っ張る事もありますが、基本的には丁寧にやるべき作業です。
引っ張ったラインがどこに引っかかっているのか?
それを見極めて、引っかかっているラインを引っ張り出してやるのです。
決して関係ないラインをグイグイ引っ張ったりせずに、じっくり見ながら丁寧にほじくりましょう。
引っ張り出したラインには注意して!
「解ける!解けるぞぅ〜!」
と、快感に任せてラインをどんどん引っ張り出すのは別にいいのですが、そのラインの行き先には十分注意しましょう。
引っ張り出したPEラインはに水面に落としちゃうのがトラブルが少ないんですが、ザップンザップン言っている海面だと落としたらどこに引っかかるか分かりません。
そういう場合は足元に垂らすしかないんですが、そこがゴロタや磯肌の場所だと要注意です。
ゴロタに挟まったり、岩で擦れて切れたりする原因にもなります。
また何十メートルも出す場合(殆どそういう事はないとは思いますけど)は、柔らかいPEラインほど足元で簡単に絡まって二次災害を引き起こしかねないのでその点も要注意です。
地味にリールのハンドルに引っかかることもよくありますよね。
スプールは絶対に外さない
バックラッシュを直そうとして、スプールを外す人がたまにいます。多分
これは絶対にやってはいけない直し方です。
何故ならもともと真っ直ぐだったラインに結び目を入れてしまう可能性が極めて高いからです。
バックラッシュは解けば最終的にループ(結び目)になることはあり得ない事です。
あなたがハンドパワーを持っているなら別ですけどw
しかしスプールを外しスピニングリールみたいにラインを出した瞬間から、どんどんドツボにハマっていきます。
絶対にスプールは外さないようにしましょう!
スプールを落として曲げてしまったり、潮や砂が内部に入り込む原因にもなりえます。
サイドカバーを海に落としてしまう事も・・・
ですからバックラッシュをしたからと言って、容易にスプールを外すことは絶対にやめましょう!
プロがよく紹介している方法はナイロンとかフロロ向け!?
昔からバスプロが紹介したりしているバックラッシュの直し方っていうのがあります。
指でスプールを強く抑えてハンドルを回す方法ですね。
あれは残念ながらPEラインでは使えません。
ナイロンフロロの様なハリのあるラインが、スプールから何十周も浮き上がって来るようなバックラッシュを直す方法になります。
新品のPEラインやコーティング系の硬いPEラインならもしかしたらイケる場合もあるかもしれませんが・・・オススメはしませんね。
というか殆どのPEラインのバックラッシュの場合、あれは絶対にやるべきでないと考えています。
そもそものバックラッシュの形状が異なりますから。
素直にそのまま引っ張って直した方が早いですし、ラインも痛みません。
重症の時はどうやって直すの?
ここまでPEラインはバックラッシュを解くのが簡単だと書いてきましたが、時にはモジャモジャ〜っとやらかしてしまうことが無い訳ではありません。
ここでは重症化する時のパターンとその対策なんかを考えてみたいと思います。
重症化しやすいパターン
- 初心者のバックラッシュ
- 後ろに引っ掛けたパターン
- スッポ抜け
そう、ベイトタックルに不慣れな人が酷いバックラッシュをやらかしてしまうのは、ある程度仕方が無いことかもしれません。
しかし昨今のベイトリールは価格に関わらずその殆どが大変良く出来ています。
頑張って練習さえしていれば、ある程度扱えるようになるのは時間の問題です。
昔の機種のように難しいサミングが必要な訳でもありませんし、スプールエッジにラインが入って大変な事になる事も殆どありませんからね。
最も多いのが後ろに引っ掛けるパターンではないでしょうか?
後ろを良く確認すればその殆どは防げそうな気もするんですが、野池でのバス釣りなんかではどうしても防ぎきれない事もありますよね。
浜で飛んできたビニール袋に引っかかって大バックラッシュをやらかした時は、一人泣くしかありませんでしたけどw
スッポ抜けはメタルジグを遠投し続けて疲れていた時に何度かやらかしました。
サミングをしている親指が軽度の火傷状態になっていて、しっかりスプールを抑えきれなくてブワッと・・・。
多分これはレアなケースですよね。
頑張って解いていくしかない
モジャモジャになってしまったPEラインは、打って変わって解くのが非常に困難になることがあります。
根気よく引っ張ってホジくってを繰り返すしかないんですが、あまりにも酷い場合は切る勇気も必要です。
特に後ろに引っ掛けた場合なんかは、先端10メートルちょっとを捨てるだけで済んだりしますからね。
逆に数十メートル投げた先でモジャモジャになることはほぼ無いと思いますので、ルアーの現在地とラインの放出量で判断して早めに見切ってしまった方が良かったりもします。
頑張って直しても、ラインが傷んでいる可能性だってありますからね。
この場合も極力スプールは外さない方が良いです。
そして切ったラインは持ち帰ってゴミ箱へ。
あ、ここ大事なのでもう一度言います。
切れた方のラインは必ず持ち帰ってゴミ箱へ!
スプールに食い込んだ場所で切れていたら(切り口が見つからない場合)
キャスト切れを起こした時によくあるのが、切れた箇所が見当たらないパターンですね。
こういう場合は酷いバックラッシュというよりは軽く絡んでいるだけのことが多いのですが、切れている箇所が無いから直そうにも直せないんですよね。
ちょっとだけ浮いている箇所を引っ張っり出してみて、そこから探りを入れてみたりすると見つかる事もありますが、どうしても見つからない時は一箇所だけラインを切ってしまいましょう。
そして50%の確率になるんですが、どちらかのラインを引っ張り出していきます。
運がよければ切れたラインが出てきますので、そのままそのラインは持ち帰ってゴミ箱へ。
あ、繰り返しになりますがここ大事なのでもう一度言います。
切れた方のラインは必ず持ち帰ってゴミ箱へ!
もし切れ口が出てこない場合はもう一方のラインを引っ張り出すしかありませんが、やってればそのうち出てくるでしょうw
面倒だからといって何箇所もバツバツ切ってしまうのはあまり良い方法とは言えません。
最終的に切った箇所を全て出しきって捨ててしまえば問題ないのですが、過去に隠れ切り口に気が付かずにそのままルアーを投げて一発ですっ飛んで行った事が・・・
まとめ
ここまで書いてきて、最終的に伝えたい事が変わってきました。
PEラインのバックラッシュが解きやすい事は当たり前でどうでもいいんです。
直る程度のバックラッシュでムキーってなって直んねーってなるのも勝手です。
ただね、
諦めて切ったラインはちゃんと持ち帰って家のゴミ箱に捨ててください。
それが出来ない人にはホントに釣りをして欲しくないんですね。
お願いですから。
ぜってーゴミ捨てんなよ!
最後こんなんでスミマセンm(_ _)m