レビュー ロッド

スコーピオン17113R-2 使用感とその用途を詳しくレビュー

長年アブガルシアのロッド、リールを愛用してきました。

リーズナブルな価格の割に高性能、デザインも好きでした。

 

先日スコーピオンMDというリールを購入してから急に視野が広がったといいますか気分が変わりまして、今回新しいシマノのロッドを購入したんですね。

スコーピオン17113R-2

これが今まで私が使っていたロッドにはない新しい風を送り込んでくれました。

思った以上に色々使えそうで、本当にこのロッドを買って良かったと思っています。

 

スコーピオン17113R-2 を何故買ったのか

クロスフィールドの上位互換の竿として

これまでクロスフィールドというベイトロッドを愛用してきました。

こちらのブログでも沢山紹介してきましたし、リーズナブルでとても使いやすい良いロッドだと思っています。

 

その中でも一番最初に買った XRFC-702M というロッドを、最近ロックフィッシュやタコ釣りで多用してきたんですが・・・

そろそろもう少し高い、良い竿が欲しい。

そういう気持ちが何故か分かりませんが芽生えてきたんですね。

ロッドのグリップは、EVAよりもコルクグリップの方が好きだということに気が付いたせいかもせいれません。

 

今回 XRFC-702M の上位互換として使えるスペックのロッドを色々探して見つけたのが、この スコーピオン17113R-2 というロッドになります。

ロッドの長やさ強さを同じにするなら1702R-2とかになるんでしょうけど、今回はより長くより強い17113R-2という番手を選びました。

スコーピオンMDとの相性に期待

またスコーピオンMDとの相性にも少し期待していたんですね。

スコーピオンMDというリールを初めて使った日、数時間使っただけで手のあちこちが痛くなってしまいました。

もしかしたらリールシートの形状により、相性が悪かったのかな?なんて思ったからです。

実際にはそういう問題ではなかったんですけどね。

長さと強さで竿を選ぶという考え方

実はこれまでワールドシャウラの汎用性といいますか、釣りに合わせた長さと強さでロッドを選ぶという考え方に共感していました。

私はロッドを選ぶ時は〇〇用というのは無視して、長さと硬さで選んできましたからね。

クロスフィールドを愛用していたのもその汎用性に惹かれてなのだと思います。

 

ただワールドシャウラって高いじゃないですかw

釣り竿に7万とかはとても払う気にはなりませんし、欲しいとも思いませんでした。

そんな中このスコーピオンというシリーズもワールドシャウラと同じ番手表記ということを知って、

「あ、これなら買ってもいいかな♪」

と思った次第でございます。

 

スコーピオンはバスロッドだとばかり思っていましたが、シマノによるとフリースタイルのルアーロッドという位置付けらしいです。

まさにこれじゃん!

って思ったんですが、残念ながらそのラインナップに欲しいと思える番手があまりないんですよねぇ。

遠投性能に期待して

今までショアジギングに使ってきたアブガルシアのSXJC-962MH-60というロッドなんですが、その遠投性能に限界を感じてきていたんですね。

60gを快適に投げる設定のロッドのはずなんですが、40gでさえロッドが負けてしまって反発力が最大限生かされていない気がしていたのです。

アブガルシアは沢山のベイトロッドを比較的リーズナブルな価格でラインナップしているのでとても好きで使っていたのですが、

そもそもベイトタックルでの遠投はあまり想定して開発していないのか

そんな気さえしてきました。

遠投の必要がないライトなロッドはこれからもアブガルシアで選んでいくつもりですが、ショアジギング等の遠投に関しては他のメーカーも視野に入れていこうと考えた訳でございます。

 

スコーピオン17113R-2の用途は?

色んな釣りに使いたいと考えていますが、XRFC-702Mで出来たことは全て出来ると考えています。

メタルジグを使った青物から、ワームを使ったロックフィッシュやタチウオ、エギを使ってのタコ等。

あとは今後もし機会があったらレイクトラウト、ネイティブトラウトのデカイやつを10〜20gのスプーンで釣りたいなとは考えています。

 

そんな中でもこの夏通ったゴロタ浜での、ショアジギングをしながらのロックフィッシュという釣りを1本のロッドで完結させるという使い方も考えていました。

実際ロッドを持ち帰ることなくメタルジグとワームのローテーションするという使い方は、いちいちロッドを持ち替えるためにゴロタを歩く必要がなかったので大変快適に釣りを楽しむことができました。

あいにくその日のロックフィッシュは不釣だったんですけどねw

 

スコーピオン17113Rを使ってみた感想

遠投性能はいかに?

このスコーピオンではなくワールドシャウラにはなりますが、実際にアンタレスDC等の遠投テストで使われていたのと同じ番手らしいです。たしか。

ブランクは青シャウラと同じということですから、それなりの遠投性能に期待していました。

 

類まれなる遠投性能で名高い永久不滅となる1本

とう謳い文句は伊達ではありませんでしたね。

7.11と長さこそ長くはないんですが、ロッドの反発力を活かせるスイングでとも気持ちのいいキャスティングが可能になります。

 

快適に投げられるルアーウェイトも意外と幅広いのも魅力です。

12gあたりから快適に投げることが出来ましたし、ロッドが軽いのでワームをちょんちょんしたりする釣りもやりやすいです。

上は40gなら問題なく振り抜くことが出来ましたし、60gでも投げ方さえ考えてやれば何の不安もなくブッ飛ばせます。

 

ショアジギングに使えればラッキーくらいに考えていましたが、岩場をかわすなどのロッドの長さが必要ない場面であればショアジギングでも十分使っていけると確信しました。

長さ故にストロークが稼げないので、もしかしたら遠方で掛けた時のバラしの確率は上がるかもしれませんけどね。

感度はそこそこ、根がかりは少なかった

14〜21gのシンカーを使ってのフリーリグ、テキサスリグでロックフィッシュを狙ってみました。

流石に本領発揮といいますか、非常に快適に釣りが出来ましたね。

何故かその日は釣れなかったんですけどw

 

やはり自重が165gと軽量なので、ワームを操作する様な釣りも問題なくこなせます。

感度は・・・普通ですかね?(1万円以下のクロスフィールドと大差なし)

2.5号という太めのPEラインを使って遠投していたせいかもしれませんが、汎用ロッドですしこんなもんかもしれません。

 

しかし根掛りが激減したのは確かです。

XRFC-702Mを使っていた時は、どうしても岩と岩の間に食い込んでしまうような根掛りが多発していたんですね。

それがこのロッドにしたら、見事に岩を弾いて根掛りをかわしてくれるのです。

ティップが食い込んでいかないで、ピッピッと弾ける感じです。

その分バイトを弾いてしまっていたかは不明のままなんですけどw(アタリすらなかったので)

組み合わせるリールは?

個人的にはスコーピオンMDと組み合わせる為に購入しましたし、今後もその組み合わせをメインにしていくつもりなんですが、正直言いますとバランスは良いと思っていません。

このロッドで投げられる気持良いルアーウェイトが14〜40g位であるということを考えるとどう考えてもスプール径は34ミリからせいぜい38ミリ位までであるべきなんですよね。

自重も200g前後、重くても250g位まででしょうか。

 

そういう意味では私の場合、HRFなんかが最もバランス良く使えますし実際飛距離も使用感も一番でした。

もし今後この竿に合わせてリールを買うとしたら・・・

今のところカルコン200かメタニウム、スコーピオンDCあたりになるんでしょかね、デザイン的にも予算的にも。

でもまぁ、しばらくはHRFでいっかなと思っています。

ダイワですけど、ギリギリ色も合っているっちゃ合っているしねw

 

ワン&ハーフというロッド

微妙な仕舞寸法と使い勝手

この竿はワン&ハーフというちょっと変わった2ピースロッドになっています。

ロッドの真ん中で繋ぐ2ピースとは違い、ティップ側の方が10センチ程長くなっているのです。

 

色々な利点があってこうなっているようですが、その運用には少しというか結構気を使うんですね。

2本束ねてロッドベルトでまとめていても、裸の状態ではロッドティップが何も守られていないという不安が常につきまといます

 

私は基本的にはセミハードケースに入れているので問題ないといえば問題ないのですが、

普段愛用しているアブガルシアのロッドケースですと、残念ながら8.6のサイズでは入りませんでした。

無駄に長い9.6の方に入れる必要があり、その点だけ少し残念です。

 

もっともこのシリーズ、全てのロッドが130センチ以内に収まる様に設計されているので、丁度良い130のロッドケースを用意すればいいだけなんですけどね。

もし今後また同シリーズもしくはワーシャなんかを購入した際は、ロッドケースも新調しようかななんて考えています。

ズレない緩まない継ぎ目には正直ビックリ

ロッドの継ぎ目の精度は素晴らしく良いです。

摺り合わせを個別で行っているのでしょうか?

一度繋いだ後は何時間釣りをしようがどれだけフルキャストを繰り返そうが、全くと言っていい程緩みやズレが発生しませんでしたね。

 

これには正直驚きました。

これまで使ってきたロッドは、数時間使っていればほぼ全てズレてきたり緩んできたりしていましたからね。

 

まとめ

20年ぶりに購入したシマノのロッドですが、これから長い付き合いになりそうです。

スコーピオンというシリーズの中では、他に気になる番手というか使いたいと思う番手が今の所ないのが少し残念ではあるんですけど。

 

たまには違うメーカーのものを買うというのも新鮮で良いもんですね。

今後はアブガルシアだけに拘らず、色んなメーカーも試してみたいなと思ったひっさんでした。

 

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