釣りYouTuberを初めてみたい人向けの一番最初におすすめするカメラが、アクションカムと呼ばれるカメラ。
アクションカムと言えばGoProが有名ですが、他にもDJIや海外各社から沢山のカメラが発売されていますね。
今回は手っ取り早く釣り動画を撮影するのに、まずはアクションカムから初めてみては?
というお話です。
アクションカムの利点
まずはアクションカムをすすめる理由、利点をまとめておきたいと思います。
なんと言ってもその臨場感
釣り人目線の映像が撮れるので、臨場感に溢れた映像を残すことが出来るのがアクションカム最大の特徴ではないでしょうか。
- 水辺に立った時の情景
- 目の前に起こるドラマ
- ロッドワークの一部始終
- 不意のアクシデント
これらを疑似体験出来る様な映像に残すことが可能です。
三脚を立てて撮る映像ではなかなか難しいリアリティがそこにはあります。
カメラで撮影していることを意識させないフットワークの軽さ
録画中はカメラを意識することなく釣りが出来るのも大きな利点です。(アクションカム1台だけで撮影している場合)
ポイントを移動したり、投げる場所をちょっと変えたり、普段通りのフットワークで釣りをすることが出来ます。
三脚を立てていると、どうしてもちょっとした移動ですら億劫になりがちなんですよねw
顔出し無しでOK
特にYouTubeを始めたての人や、そもそも顔を出したくない人も、アクションカムで撮ることをおすすめします。
理由は簡単で、まず自分の顔が映ることがないからです。
(車の窓に反射とかはありますが)
顔出ししたくない場合は、編集でモザイクを掛けたりすることももちろん可能なんですが、まず手間ですよね。
モザイクを掛けるカットが増えれば増えるほど、ひたすらメンドクサイんですね。
そして、モザイクが掛かった映像って見てて冷めませんか?
人によって感じ方はマチマチでしょうが、モザイクを入れるくらいならそのシーンはばっさりカットしちゃった方がまだ良いと思うんですよね。
「なんだよ、見せねぇのかよ」って思った事ないですかね?w
アクションカムならそもそも自分の顔が映る構造ではないので、その心配はなくなります。
安価なカメラが出回っているから始めやすい
私の場合がそうだったんですが、まずは映像を撮ってみよう、YouTubeへはアップするけど自分の思い出観賞用としてね。
っていう動機で始めた方がいきなり何万円もするカメラを購入するのも勇気がいるかと思います。
カメラに5万円出すなら、ロッドやリール買いたいって思いますよね?w
アクションカムなら僅か数千円から購入出来るモデルも多数発売されているので、非常に始めるためのハードルが低いんですね。
もちろん画質は価格相当ですけど。
ただ安物カメラで画質が悪かろうと、
何も撮らないのと何かしら映っているのとでは、思い出の記録としては雲泥の差があります。
まずはとりあえず撮ってみて、心に残るヒットシーンを映像にも残してみてください。
釣りの楽しみが倍増しますから。
因みに私が始めた時は、SJCAMのSJ4000というカメラをAmazonで確か8000円位で購入しました。
当時は中華製GoProとしてそれなりに人気があったカメラだったんですが、今でもまだ売っていますね。
映りは正直良くないんですが、私のYouTubeチャンネルも最初の2年位はこのカメラで撮っていましたね。
アクションカムの欠点
もちろん良いことばかりではなく、アクションカムにもそれなりに欠点はあります。
長時間撮影には不向き 2時間毎の電池交換が必要(対策あり)
アクションカムはその小さい本体故にバッテリーも非常に小さく長時間の録画は出来ません。
1時間から長くても2時間程でバッテリーがなくなってしまいます。
たまに魚が掛かってから録画を開始するYouTuberもいらっしゃいますが、
個人的にはアタリがくるちょっと前から、アタリがあって合わせて乗せるところまでが一番重要で気持ち良いシーンなんですね。
魚が掛かってからはオマケ程度に考えているので、魚が掛かってから録画を開始しても間に合いません。
ですからどうしてもカメラは回しっぱなしで撮る必要があるんです。
釣行時間にもよりますが、アクションカムの予備バッテリーは最低でも数個は持っていく必要があります。
ただこれには解決策もあって、モバイルバッテリーなどの外部電源に繋いで充電しながら撮影すれば長時間撮影も可能です。
SDカードの容量いっぱい、もしくはモバイルバッテリーが切れるまでず〜〜〜っと録画が可能です。
フルHD1080Pの映像でしたら128GBのSDカードを使うとおおよそ16時間の録画が可能です。(カメラやビットレートによる)
ちょっと小さめのモバイルバッテリー(5000mAh)を使って、確か8〜9時間は録画し続ける事が出来たと記憶しています。
これはこれで便利な運用方法だと思うんですが、今はやっていません。
理由は配線とバッテリーがゴチャゴチャして手軽さがないのと、防水性を犠牲にするためです。
アクションカムは身に付けて使うカメラなので、極力スッキリさせておきたいんですね。
バッテリーは本体真下にマウントさせ配線も極短い物を使ってもみましたが、今度はバッテリーが重たい。
また、大雨の日は三脚を出さずにアクションカムだけに頼りたいので、カメラの防水性も重視したい。
その辺の理由で、今では2時間おきにせっせとバッテリーを交換する運用に落ち着いています。
画質、映りが平凡?
良くも悪くもアクションカムの映像なんです。
最近の新しいGoProはメチャクチャ綺麗に撮影出来るのですが、それでもやっぱりアクションカムの映像なんですね。
基本的にパンフォーカスと言って、映っている被写体全てにピントが合っているような映像になります。
背景がボケたりするオサレな映像は撮れません。
また画角が広く何でもカメラに収めてしまうのは得意中の得意ではあるのですが、逆を言えば何かを大きく映したりすることも出来ません。
夜をはじめ、朝マズメや夕マズメなどの暗い場所での撮影も苦手です。
そして多くのYouTuberが使っているということもあり、見慣れた映像、他の人と同じ映像になりがちということです。
他の人と同じが良いという人は安心して使ってくださいw
人と違う事がしたいというちょっとおへそが曲がっている人は、運用方法を工夫する必要がありますね。
YouTuberだっ!って言われるw
釣り場で何かしらのカメラを回していれば、アクションカムに限った話ではありませんが、これもやはり言われますw
もう5年もやっていますが、やっぱり釣り場で「ユーチューバー」という言葉が聞こえてくると、ビクッとして恥ずかしくなりますwww
アクションカムのマウントはどこが最もいいのか?
アクションカム単体ではただの小さいカメラなので、そのカメラをどこかにマウント(固定)する必要があります。
今ならもうネックマウント一択で全てOKと言い切ってしまいますが、一応これまで試した方法も比較紹介しておきます。
カバンのベルトに付けるマウントや、肩に乗せるマウントも試しましたが、あえて書くまでもない結果に終わっているのでここでの紹介は省きます。
ヘッドマウント
頭のオデコの辺りにカメラが来るマウントです。
マウントする機材もベルトだけなので軽量コンパクトで持ち運びもしやすいですし手軽なのが魅力ですね。
最も自身の目線に近い映像が撮れる場所で、臨場感やその場に立っている感覚になれる映像が撮れるマウントです。
ロッドやリールも映りやすく見たものがそのまま映像に入るので、ある意味理想的ではあるのですが・・・
非常に酔いやすい映像になります。
私の場合、キョロキョロと落ち着きなく辺りを見渡す癖があるようで、映像がそのまま映るこのヘッドマウントの映像はハッキリ言って気持ち悪くなるんですね。
これは個人差があって、全然視線を動かさないで撮影している人もいますので、そういう人はすごいな〜と思っています。
また、頭にベルトを着けているので、メチャクチャ頭が痒くなります。
そしてやはり頭にカメラなのでちょっと目立ちますw
私のチャンネルの場合、1年ちょっとはこの方法で撮っていました。
チェストマウント
胸元に付けるタイプのマウントです。
身体の中心に位置していますので、カメラがブレる事も少なく酔わない映像が撮れます。
モバイルバッテリーも一緒にマウントして固定するならこのマウントが最も安定しますね。
が、固定のベルトが少々物々しい感じになり、脱着がメンドクサイという欠点があります。
またカメラ位置がちょっと下過ぎてしまって、キャスト時には腕しか映らない、気をつけないとリールが見えない、等の致命的な問題もあって今ではもう使っていません。
私のチャンネルでは多分4年目くらいまではこれを使っていたかと思います。
ネックマウント
首に掛けるタイプです。
最高です。
なんでもっと早く使わなかったのかと後悔しましたね。
カメラ位置が絶妙に良い、脱着がとても手軽で簡単、安い軽いコンパクト。
今から始めるならこれ一択で良いかと思いますね。
欠点は今のところ特にないんですが、落としそう、折れそう、といった心配は最初感じました。
使ってみたら心配無用でしたけど。
あ、走ったらぶらんぶらんしてブレます、釣りする時は殆ど走りませんから問題ないですねw
アクションカムのちょっと変わった運用例
アクションカムは基本的に身体に固定して使ってこそなんですが、別にそれに縛られる必要もございません。
広い画角、軽量コンパクトなボディ、外さないピント。
この様な特徴を生かして、小さな3脚に固定したりして自身を撮ってみても面白いと思います。
私は10000mAhのモバイルバッテリーの上にマウント器具を固定して、充電しっぱなしの防犯カメラみたいな感じで2カメで運用していた時期がありました。
アクションカムなのでカメラを2台に増やしても、大して荷物は増えませんからね。
手元と三脚との2台のカメラを回すことによって得られるメリットも多いので、編集に慣れてきたらそういう運用もおすすめです。
- 手元のカメラがバッテリー切れの時でも映像が残る
- 2台のカメラを切り替えることにより、飽きない映像作品に出来る
- 撮影が失敗していても何かしらの使える映像が残せる可能性が高い
まぁ、2台ともアクションカムにする必要はもちろんありませんけどね。
一つの運用例ということです。
まとめ
というわけで、今回はアクションカムを紹介してみました。
釣り動画を撮り始めるとどうしても釣りに当てるリソースが削られていってしまうので、最初は釣りに集中しやすいアクションカムはどうでしょうということですね。
とりあえず映りや画質は二の次で、自身の釣りを撮影してみてください。
きっと新しい楽しみを見つける事ができますから!
釣れなかった時は・・・アレですがwww
ちょっと古い動画ですが、よろしければどうぞ。