今回は新しくなったアブガルシア最安のベイトキャスティングリール
ブラックマックス4 (BlackMAX4)
を購入しましたので、その開封とレビューをしていきたいと思います。
先にお断りしておきます。
私はこのリールをレビュー目的で購入したわけではございません。
明確な用途があって購入しています。
何に使うかは後ほど説明したいと思いますが、私はこのリールを『使えるリール』と考えて購入したと言う事です。
そしてこれらに関しても先にお断りしておこうかと思います。
- ベアリング追加や交換に興味はない
- マグネット追加や強化に興味がない
- 滑らかな巻き心地は求めていない
- ピッチングや近距離の正確なキャスティング性能は無視
- 海での使用、PEラインしか使わない前提
- 基本的に改造するつもりはありません
コメントでベアリングがどうとか言われましても全〜然興味がないし、そういう必要はないという考えだということだけご理解ください。
しばらく使ってみてのレビュー記事はこちらになります。
-
【アブ最安ベイトリール】ブラックマックス4 をしばらく使ってみての感想
ライトタコ釣り用に購入したアブガルシア最安のベイトリール ブラックマックス4 その後しばらくの間に色々使ってきましたので、その使用感や感想などをまとめておきたいと思います。 先に結論を書いておきますと ...
続きを見る
ブラックマックス4を徹底的に見てみる
見た目は結構カッコいい
ロキサーニベースなのか全くの新設計なのかは分かりませんが、デザインは前モデルと比較してもかなり洗練されてきていますね。
シュッとしていてカッコいいです。
もちろん細部を見ていけばコストカットされている部分も多く、質感という意味では安っぽいと言わざるを得ないのかもしれません。
ただリールを釣り道具として考えた場合、これで必要十分だよねと言えるのではないでしょうか。
安っぽいとは言っても、ノーブランド激安リールのそれとは一線を画します。
各スペックは?
- スプール径 32mm・幅22mm
- ベアリング数 5 (4BB・1RB)
- ギア比 6.4:1(最大巻取64cm)
- 自重200g
- 最大ドラグ力 6kg
- ラインキャパ PE3号100m (1.5号だと200mかな?)
入門機ですのでボディはオール樹脂製となり、残念ながら剛性感は望めません。
しかし普通に使う分には剛性不足を感じて困るという事もそうそうないかとは思います。
32mmスプールですが重さが・・・
スプール径が32mmになったことでより軽いルアーへの適応力やコントロール性が上がったかと思いきや、スプールの重量が意外と足を引っ張っている気がしなくもないです。(17.5g)
私の用途では全く問題ではありませんし、むしろある程度の強度が欲しいのでこれは望ましいことではあるのですが。
とは言ってもこのリールを入門機として考えた場合、極端に軽いものを投げるわけでもないでしょうし丁度良いところなのかもしれません。
別にスプールが軽いわけでもないのですが、重たいわけでもありませんからね。
スプール幅がナローになっている事もあり、ラインも含めたトータル重量はそう重たくないはずです。
実際に投げてきたキャストフィールに関してはまた後日別記事を書こうとは思っていますが、非常にヌケの良い気持ちのいい投げ感でしたから。
-
【アブ最安ベイトリール】ブラックマックス4 をしばらく使ってみての感想
ライトタコ釣り用に購入したアブガルシア最安のベイトリール ブラックマックス4 その後しばらくの間に色々使ってきましたので、その使用感や感想などをまとめておきたいと思います。 先に結論を書いておきますと ...
続きを見る
サイドプレートの開閉方法が変わった!
特筆すべき変更点はココですよね!
前モデルのブラックマックス3では旧タイプの開閉方式を採用していたので問題なかったのですが、第4世代のRevoシリーズで採用されたロック方式では誤操作によるトラブルが相次いだという経緯がございます。
-
【やらかした!】アブガルシア 第4世代リール使用時の注意点 【重要・明日は我が身w】
先日釣りに行ってきましたが、そこで思いっきりミスをやらかしてしまいました。 結果、現実的にはリールを一個使えない状態にしてしまったのでありますが、 ほんのちょっとの確認不足から誘発されたミスでございま ...
続きを見る
今回のモデルではワンタッチでスプールが取り出せる利便性はそのままに、誤ってロック解除をしてしまいサイドプレートが外れてしまうというトラブルを完全に回避した構造になりました。
実際に操作してみてもこれなら大丈夫だという安心感がありますし、なによりもデザインを損なわずに解決したというのはユーザーとしても嬉しいところですね。
前モデルの様にロックシャフトが丸見えというのは、お世辞にも・・・ですからね。(操作性はよかったのですが)
水抜きの穴は空いていない
海での使用がメインの私としては、ここはちょっと残念ポイントではあります。
他モデルにはあるリール下部の穴が空いていないのです。
海での釣行後は必ずしっかりと水洗いをするのですが、ベイトリールの構造上内部にはガッツリ水が侵入します。
その水を抜くため水洗い後はスプールを外した状態で1〜2日程乾燥させるのですが、水抜きの穴が空いていないと言うことはそれだけ乾燥には時間が掛かるのでは・・・?
という心配もありましたが、実際に水洗いしてみて解決策が見つかりました!
クラッチサムバーの部分に大きな開口部があるので、そこを下にして乾燥させればすべてOKです。
水洗いした半日後に内部を開けて見てみましたが、メインギアの裏以外はほぼ乾燥していたので使用上の問題は特になさそうです。
完全に乾燥させるには1〜2日以上掛かると思いますが、それは穴が空いている他機種も同様のことですからね。
巻き心地は?
この価格帯のリールに巻き心地を求める方が間違っているのかもしれませんが、気になる方も多いですよね?
率直に言えば悪くないです、というか全然良いです個人的には。
ゴリゴリザラザラした感じは一切ないので安心してください。
ただ正直なところ、箱出しの状態ではモッサリした感じは否めませんでした。
良く言えばヌメッと滑らかなんですが、悪く言えば回りが多少重たいんですね。
多分グリスが馴染んでいないのかな?と、思いそのまま3回程使ってみました。
川での試投を1時間、ガッツリ海で累計21時間、水洗い2回。
ある程度は馴染んで軽くなった感覚はありましたし使っていて全く気にならないレベルだったのですが、改めて他のリールと比べてみるとそこには歴然とした差があったんですね。
もしかしたら個体差なのかもしれないので伏せておこうとも思いましたが・・・(無闇にバラして壊す人が出てきそうなので)
私は内部の部品をちょっとだけ調整してやることにより改善させることが出来ました。
これに関しては下の動画を参考にしてみていださい。
繰り返しますが、私はこの巻き心地で十分満足しています。
ガッツリ負荷を掛けて巻く用途で使っていますが、今後もベアリングを追加する予定は全くございません。(このままで十分戦えます)
プロマックス4との違い
ブラックマックスとプロマックスとでは価格差が1000〜2000円程度なので、どちらを買うか迷っている方も多いのではないでしょうか?
私はプロマックス4を購入していないので、メーカーのサイトから得られる情報の話になりますが、相違点をまとめてみたいと思います。
ギア比が違う
ブラックマックスの6.4:1に対してプロマックスは7.1:1と若干ハイスピードになっています。
実質的にはこれが一番の相違点ではないでしょうか?
私が今回ブラックマックスを選んだのも、よりローギアのリールが欲しかったという理由があったからです。
価格が高いからハイギア、だからいいリールだという訳ではございませんからね。
色が違う
ちょっとした色の使い方の違いなのですが、プロマックスの方が断然カッコよく見えるんですよね。
赤が好きな人ならまた違った見え方かもしれませんけど。
残念ながら私はガンメタ基調のプロマックスの方が好みですね、オッサンなので。
ベアリング数が違う
ブラックマックスのベアリング数が『5』なのに対し、プロマックスは『6』となっています。
ベアリング好きな人は真っ先に気にする所だとは思うんですが、私は全く気になりません。
たかだかベアリングが1個多いところで、ねぇ・・・w
分かる人には分かるとは思いますけどね。
多分私がこの2台を並べて巻き比べてみても、空回しでの違いは殆ど感じないのではないでしょか。
違いを感じたとすればそれは多分ギア比の違いからくるものかもしれません。
負荷が掛かってくるともしかしたら・・・多少差が出てくるかもしれません。
余談ですが巻き心地に関してはボールベアリング1個2個の違いよりも、部品の加工精度や組み立て精度、ボディ剛性の方が影響していると考えています。
1個数百円のベアリングを追加して数だけ上位機種に追いついたとしても、そこには超えられない絶対的な性能の差があるんですよね。
クリック音の有無
メカニカルブレーキを回した時に、プロマックスはクリック音が鳴るようになっています。
以前のモデルではドラグを回した時のクリック音の有無もあったのですが、今回のモデルはメーカーのサイトを見る限りですとどちらも鳴らないみたいですね。
もしかしたら鳴るかもしれませんけど。
メーカーのサイトも結構記載ミスがあったりするので・・・
これに関しては確認でき次第記事を修正したいと思います。
【7月19日追記】
プロマックス4のドラグノブを回した時のクリクリ音は鳴ります。
よってここもブラックマックスとの相違点ということになりますね。
間違えないでほしいのですが、ドラグが出た時のクリクリ音(ドラグクリック音)は鳴りませんのでご注意ください。
ブラックマックス4を何に使う?
最後に私の用途をお話します。
ズバリ、ライトタコ釣り用に買いました!
-
【新タコ釣り入門】ライトタコゲームから始める理由とおすすめタックル
最近では釣り場で声を掛けてもらうことが本当に多くなりました。 その中で特に多くいらっしゃるのが、『私の動画を観てタコ釣りを始めた』という方ですね。 私と同じロッドを購入されていたりして、非常に嬉しく思 ...
続きを見る
ガチのタコ釣りにはレボビーストがあるのですが、新子の季節にライトに楽しむ為に手頃な左ハンドル機が欲しかったんですね。
- 比較的ローギア
- 弱くなさそうなスプール
- 軽量コンパクト
- リーズナブル
このタイミングで新発売されたブラックマックス4が、まさに求めていたリールだったんです。
タコ釣りなのでハンドルを交換するかもしれませんが、樹脂ボディということもあってあまりゴツいハンドルは付けないほうが良いという気持ちもあります。
とりあえずそのまま使ってみて、ポンピングで巻いても厳しそうならハンドル交換も視野に入れたいと考えています。
『タコ釣り ポンピング』でググると、ほぼ全ての解説でダメだと書かれている。
動画のコメントでも指摘されてた事がある。
それでもポンピングをやめない理由は・・・?こういうの、何て言うか分かります???
ヒント チャンネル名😆 pic.twitter.com/jMoGJAj5hQ
— へそ曲りベイト道のひっさん (@hmbait) June 24, 2021
<追記>
ハンドルを交換して使ってみました。
確かに巻きやすくはなったのですが、ライト感が薄れるので結局ノーマルに戻しました。
糸巻き量を減らす事で巻き上げトルクを稼ぐことにより、ノーマルハンドルでも問題なくタコと遊べましたよ。(新子ですが)
ベイト入門機にはオススメのオールマイティなリール
最後に購入を考えている方へ。
私はこのリールをタコ釣りというちょっと特殊な用途で使っていますが、32ミリスプール故に何でもこなせるオールマイティ機という認識は今でも変わりありません。
すっごく気に入って使っていますよ。
ですので最初のベイト入門にも自信を持ってオススメ出来ます。
実際に投げてきたルアーの重さは3.3g〜50g程と幅広いのですが、どれもそつなくこなしてくれました。
バス釣り用途で考えた場合だと10gくらいあった方が、コントロールはしやすかったですけどね。
その辺はまた後日、別記事書いていこうと思います。
期待しないで待っていてくださいw
10/7追記 遅くなりましたが書きました↓
-
【アブ最安ベイトリール】ブラックマックス4 をしばらく使ってみての感想
ライトタコ釣り用に購入したアブガルシア最安のベイトリール ブラックマックス4 その後しばらくの間に色々使ってきましたので、その使用感や感想などをまとめておきたいと思います。 先に結論を書いておきますと ...
続きを見る